毛利敏彦のレビュー一覧

  • 大久保利通 維新前夜の群像5

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    大久保利通という題の書を読んで思うことは、大久保の足跡がまさに維新期の薩摩藩の事績そのものだということだ。薩摩藩を代表する動きの中でも、とりわけ王政復古の号令を発する際に意外にも複雑な経緯を辿ったことは興味深かった。行動が現実主義的で手堅いイメージを大久保に持っていたが、この点については薄氷を踏む思いで強硬路線を貫いたことだろう。
    また大久保その人とは直接関係ないが、読んでいて思いがけなかったこととして薩摩藩が幕末期に一貫して開国を許容していたことがあげられる。生麦事件と薩英戦争はあくまで偶発的なことであり、長州の四国艦隊砲撃事件のような攘夷を前提とした出来事ではなかったとは知らなかった。その

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    2014年06月26日
  • 幕末維新と佐賀藩 日本西洋化の原点

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    面白かった。ただ途中、佐賀藩と直接かかわりの薄い記述もあった。明治維新後の説明をするための伏線として必要な記述だったのかもしれないが。推理小説を読むような面白さがあった。鍋島閑叟と江藤新平の関係が特に想像力をかりたてる。作者が直接本の中で記述していない秘密が何かあるんじゃないか、と色々想像させられた。幕末維新の大隈をはじめとする佐賀の七賢人たち、日本の科学技術振興のあけぼのに貢献した人たちについて、もっと知りたいと思った。

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    2014年05月10日
  • 幕末維新と佐賀藩 日本西洋化の原点

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    薩長土肥とは言うが幕末明治の肥前佐賀藩の役割は今ひとつ理解できていなかった。 薩長土肥でない福沢諭吉も 立派な思想の持ち主であると思うが、江藤新平も日本にとって大事な 思想的舵取りをしたのだということを初めて知った。

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    2023年03月01日
  • 大久保利通 維新前夜の群像5

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    大久保利通がどんな人物かが分かる一冊。大久保さん好きすぎて、この本で高3の時に読書感想文書きました。ただ、大久保さんの胃が弱い記述に萌えすぎて他の内容があまり頭に入ってなかったり…。とにかく大久保さん素敵です。

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    2015年01月08日
  • 幕末維新と佐賀藩 日本西洋化の原点

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    非常に読みやすく分かりやすいが、佐賀藩一辺倒の記述は鵜呑みにするのをためらうほど。著者の佐賀藩大好きぶりが伺える。

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    2011年09月23日
  • 大久保利通 維新前夜の群像5

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    ネタバレ

    [ 内容 ]


    [ 目次 ]


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    [ 関連図書 ]


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    2011年04月06日
  • 幕末維新と佐賀藩 日本西洋化の原点

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    明治維新の原動力となった「薩長土肥」の雄藩だが、肥前=佐賀藩の影は薄い。
    しかし西洋の先進技術を最も蓄積した佐賀藩は、英明な藩主・鍋島閑叟のもと鉄製大砲を製造。
    幕末期、技術力で幕府や他藩を圧倒し、閑叟は新政府のトップに躍り出る。
    また開明的な藩士が多数輩出し、江藤新平は教育・司法に「西洋丸写し」とまで称される大胆な制度を導入する。
    佐賀の乱以降、薩長政権下、活躍が軽視された同藩の真の価値を描く。

    [ 目次 ]
    序章 長崎御番
    第1章 鍋島閑叟の登場
    第2章 日本開国
    第3章 尊王攘夷と佐賀藩
    第4章 江戸幕府瓦解
    第5章 明治新政
    第6章 国民教育への道
    第7章 初代司法卿―

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    2011年03月31日
  • 大久保利通 維新前夜の群像5

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    「まえがき」にもあるとおり、幕末、明治初期に重点を置かれていて、最後の方は駆け足のように書かれている事が、とても残念に感じた。
    ただ、大久保利通という人物を客観的にみて、良い所も悪い所も書かれていたという感じがしたので、個人的には面白く読むことができた。

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    2010年10月18日
  • 幕末維新と佐賀藩 日本西洋化の原点

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    本屋に最新刊として並んでいたのでつい購入。
    佐賀観光に向かう電車の中で読破。

    確かに、薩長土肥って言われる割に、佐賀藩って何してるかよくわかんないよね。
    長崎御番→鍋島閑叟→江藤新平っていう著者が設定した軸は無理があるのではないか。
    佐賀復権のために一般書書いておきました的な感じが否めない。

    目次
    長崎御番
    鍋島閑叟の登場
    日本開国
    尊王攘夷と佐賀藩
    江戸幕府瓦解
    明治新政
    国民教育への道
    初代司法卿―人権の父
    暗転―明治六年政変と佐賀戦争
    明治維新史を見直す

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    2009年10月04日