宇宙の2割はダークマターと呼ばれるなぞの物質。そして7割はダークエネルギーと呼ばれる謎のエネルギーでできている。我々が知っている元素などはほんの5%程度。こんな衝撃的なことが判明したのはほんの10年前だそうで、最近の天文学の進化は凄まじいようです。
本書は、ダークマター、ダークエネルギーの存在がわかるようになった経緯とその特徴をわかりやすく解説しており、最新の天文学への興味をそそられます。ただ、最新の調査方法の紹介にあてられた後半は少し専門的すぎて私には正直辛かった。前半だけなら、お薦めの一冊。