【感想・ネタバレ】宇宙のダークエネルギー~「未知なる力」の謎を解く~のレビュー

あらすじ

宇宙とは、いかなる存在なのか――。宇宙が膨張していることは以前から知られている。しかし、膨張の速度はだんだん遅くなると考えられていた。ところが、20世紀の終盤、宇宙の膨張は減速しているどころか加速していることが明らかになった。これは、宇宙の中に、膨張を加速させる「未知の力」が働いていることを意味する。「宇宙の真の姿」とは? 最新の宇宙論と天文学が迫る、知的刺激にあふれた一冊。【光文社新書】

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Posted by ブクログ

ネタバレ

すごい読みやすいダークエネルギー・ダークマターについての入門書だった。

第1部の宇宙についての研究の歴史や今わかっているダークマターについてなどの記述はすごいわかりやすかった。ただ、第2部の観測方法や望遠鏡の技術的な記述は全く分からなかった。図や絵もふんだんに使われてわかりやすくしたのであろうが、物理学を全く知らない身には理解できない内容だった。

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2012年06月09日

Posted by ブクログ

現時点でのダークエネルギーの研究成果が素人でも分かり易く書かれており一気に読んだ。ブラックホールの解説書は良いものがないなか、非常によく書かれている。9月24日にニュートリノが光より早いという測定結果が発表されたりして宇宙はおもしろい。

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2011年09月27日

Posted by ブクログ

ダークマターとダークエネルギーの区別がつかないまま購入したわけですが、プロローグでいきなり別物です。ってあって動揺したw
宇宙のエネルギーの実に73%をも占める「ダークエネルギー(未知なるエネルギー)」
宇宙の膨張を加速させている未知なるエネルギーの謎が解明される時代にできれば立ち会いたいので、ガンバレ>世界中の研究者!

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2018年11月04日

Posted by ブクログ

ダークエネルギーをどう説明するか、そして、その存在をどう証明するかについて、通り一遍の表層的な説明でなく、多面的に取り上げている。かなり専門性の高い内容。

すばる望遠鏡の主焦点を活用した広視野カメラ・ハイパーシュープリームカム(Hyper Suprime-Cam (HSC))計画、主焦点分光器PFSなど日本の先端技術など観測装置の技術的説明も詳しい。

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2024年03月08日

Posted by ブクログ

 天動説の周転円や導円のように,ダークエネルギーも実は誤った枠組みを離れられない現在科学がひねり出した余計者かもしれない,という洞察には快いショックを受けた。そう言えば今日はコペルニクスの誕生日だそうだ。
 ダークエネルギーがなくてはならない証拠としては,超新星,宇宙背景放射のゆらぎ,銀河の分布,重力レンズなど,複数の観測結果が揃っているという。今後,宇宙の謎がどのように解明されていくのか,ただ楽しみに傍観することにしよう。

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2013年02月19日

Posted by ブクログ

星四つについては、評価をする能力がないので無視してください。昔から宇宙のことは不思議でしかないのですが、あらためて不思議でした。それにしても、「理科系」というと左脳的な思考が優秀というイメージですが、宇宙とか、素粒子とかを研究するためには直観力とか構想力とかも凄くないと無理だと思います。

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2012年03月15日

Posted by ブクログ

「宇宙は本当にひとつなのか (ブルーバックス) 」よりは詳しく書かれているから,先ずはブルーバックスを読んでからの方がいいかも。

最新の宇宙物理学は凄いことになってたんだ。

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2011年11月06日

Posted by ブクログ

現在の宇宙論がどのようにして出来上がったかを実験事実や観測方法を解説し、書かれた本。突っ込んだ内容も書かれており、ビッグバンなど、なんとなく知っていたことをその結論に至った経緯もしっかりと知ることができ、説得力のある本だと感じた。

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2016年08月19日

Posted by ブクログ

【わくわく】
私の考えは「ダークマターおよびダークエネルギーは、3次元でとらえることができないもの」です。

まだまだわからないことがいっぱいあります。

わくわくします!

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2015年07月07日

Posted by ブクログ

科学的知識の基礎が全く分かっていない私には難しく感じるところもあったが、概ねわかりやすく興味深く読んだ。
知識を身に付け考える力を高めて再読したい。

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2014年01月24日

Posted by ブクログ

 なぜダークエネルギーという考え方を取り入れなければならないのか、ということを宇宙論の歴史を順に追いながら解説していたので、導入の経緯が理解しやすかった。ダークエネルギーの正体についての考察はほとんどなくダークエネルギーの観測方法についての解説が多かったのは残念だったが、ダークエネルギーの正体がほとんど分かっていない現状では仕方がないのかもしれない。

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2012年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かつて天動説が地動説に変わった時、様々な複雑な解釈が消えた。同じような事件がまた起きている。宇宙論を支えようとして観測結果に合う宇宙のある姿を作ろうとして四苦八苦。
ダークエネルギーというとてつもない量の、しかも手に負えない存在なしには説明がつかなくなってしまっている今の宇宙論。その今の様子がわかる。あ、読んでもほとんど理屈はわかりません。新書ですが。
しかし努力と悩みはよくわかります。

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2011年12月04日

Posted by ブクログ

宇宙の2割はダークマターと呼ばれるなぞの物質。そして7割はダークエネルギーと呼ばれる謎のエネルギーでできている。我々が知っている元素などはほんの5%程度。こんな衝撃的なことが判明したのはほんの10年前だそうで、最近の天文学の進化は凄まじいようです。
本書は、ダークマター、ダークエネルギーの存在がわかるようになった経緯とその特徴をわかりやすく解説しており、最新の天文学への興味をそそられます。ただ、最新の調査方法の紹介にあてられた後半は少し専門的すぎて私には正直辛かった。前半だけなら、お薦めの一冊。

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2011年09月27日

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