林英恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エビデンスの考え方などは理系で研究かじってない人には参考になると思う。
全体的先に断定的な物言いでないのが、単一の影響を優位な差がわかるレベルまで結果が出ているものは多くはないことの表れとして理解できれば世の中の健康メソッドのいかがわしさもよく理解できる。バランス感覚を身につけるのに良い本。
以下メモ
健康に対する悩み
1. そもそも健康法そのものへの迷い
2. どうやったら実践できるか
エビデンスベースで答えていこうという本
死因ではなく、死因リスクを見るとほとんどが、たばこ、食事、運動、アルコール、ストレス
健康の習慣作りは個人の意思では難しいことが多い。
習慣化の鍵は今の生 -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本人の半数は、がん、心疾患、脳血管疾患、肺炎で死んでいる。老衰も第三位。これらにならなければ老衰で死ぬ確率が高い。
できることは限られている。職業が与える影響、近くにスーパーがあれば健康なものを食べられる。
現状維持バイアス、現在思考バイアス、からどうやって逃れるか。
自己正当化、バンドワゴン効果、ピーナッツ効果、アマノジャク、直観的な判断、などに惑わされない。
心に余裕がないと習慣作りはできない。
戦略を練る=起こりうる場面を想定して備える。
モデリング効果=健康な人をお手本にする。
玄米を圧力鍋で炊く。
野菜や果物を摂取している人ほど死亡率が低い。
じゃがいもは野菜ではなく炭水化物。 -
Posted by ブクログ
Twitterで見かけて、その引用文献の数が話題になっていたので、読みました。食事、運動、睡眠、感情とそれぞれの領域で現時点での確からしい情報が示されていて、読みやすいです。科学的にはほぼなにもわかってない(実験的には示すことが困難)ということが改めて真摯に書かれており、そんな中でも健康に効きそうなことが端的に示されています。結局、簡単に健康になる単一的な方法がある(本書曰く還元主義)わけではなく、よく寝てよく動きよく食べる、「健康的」な生活をすることでしかないということがわかりました。個人的には、感情や感謝といった精神面での豊かさをより充実させていきたいと思いました。一点、食事と比べて他の分