林英恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【読書】林英恵/それでもあきらめない
・例え簡単な作業でも、それは全て大きな仕事の土台になるものであって、雑にやったか丁寧にやったかで後の結果に大きな違いが出る
・ハーバードの一角に学生が自習などをするカフェテリアがある。いつもここにいてるある一人の生徒がいた。彼に声をかけると、これから定例ミーティングがあり、そのために準備をしているという。私は彼がどんな準備をしてそれによってどんな成果を出しているか聞いてみた。彼の担当教授は、学内でも上位の役職に付いている教授なので、ミーティングは1回30分、しかも1ヶ月に1回なのである。つまりその機会を1度でも逃すと博士課程の終了時期に影響が出てしまうため、彼も必死なのだ。1ヶ月間のせいかとそのまとめ、ミーティングの進め方、優先的に確認したい質問事項を整理したもの。最新の経歴書。この枯葉ハーバードに在学した3年間1分1秒たりとも無駄にせず、濃厚な時間を積み重ねていった。
その後、在学中にいくつもの論文を発表し、様々な大学から誘いを受けるに至った。
・選ばれる書類とは一言で言うと、魂が細部に宿っているのだという。
・部下のミスがどれだけ重大な結果を及ぼすかは、事の重大さを認識してもらうためにも、きちんと伝える必要がある。でもその事を伝えた後、反省したあとは、それ以上の叱責はいらない。本人の気持ちにも値段があるなら、必要以上に落ち込ませるのは、もっと深刻な損失を引き起こすかもしれない。
これをエモーショナルコストというんだよ。
・ある授業で一人の学生が教授に質問を投げかけた。
ところが、その質問によってその場がひどくしらけた雰囲気になってしまった。学生は、事前に調べればわかるような事を質問してしまったのだ。
・他人に無償でものを教える。それで世の中が少し良くなるかもしれない。
それは無償でなくなる。相手に何かをして見返りを期待してはいけない。見返りを期待すると自分が苦しくなるだけだから。
・大学院で勉強しながら、脳外科医として働くアンドリューは、とにかく朝が早い。朝7時には業務を開始するので、毎朝5時起床だと言っていた。だから夜10時を過ぎると次の日の仕事モードに切り替わる。会食などはそれまでに切り上げ、翌日の予習に励み、睡眠時間をきちんととるという。
「なぜそこまで追い込むの?」という私の質問に対し、「アメリカの医療をもっと良くしたいから」と答えた。
・リーダーは自分の精神状態を最高に保つ方法も知ってなければならない。
リーダーの精神状態はみんなに影響を及ぼすから。
・(あるアフリカ人)誰もが教育を受けれるわけではない。でもどういうわけか私はその切符を得た。与えられたからにはその役割は精一杯果たさなければならないような気がする。私はやりたいことをさせてもらっている。だからいつも誰かの役に立てればいいなって思ってるの。
・人を信じても決して執着しないこと。どんなときも、送り出す人の幸せを願うこと。
人は来て、去っていく。だから必要以上に怖がることはないんだよ。
奇跡は起こるに値する人間が用意できた時に舞い込んでくるもの。
その用意とは、たゆまぬ努力や学びによって得られることだと学長は言っている。 -
Posted by ブクログ
Congratulations!!!
冒頭の言葉は、著者がハーバード大へ合格するものの仕事と学業の選択に悩んでいる際、上司からかけられた言葉だ。
まず、著者が望んでいた合格通知を祝福する。そして、「どちらもすればいいじゃないか」と二兎を追えという旨のアドバイスをくれた。
この言葉がどれだけ彼女を勇気づけた事だろう。
実際に不安と期待を胸に入学したハーバード大学は著者にとって、驚きと広がる世界の連続だった。
エリートの集団というイメージは実際には、自分のやりたい事に悩みながらも目の前の事に全力投球する真摯な行動で一変する。
最初は多少の程度の差はあれど、皆不安を抱えている。
それが、自分にも世界を変えれる、という確信を持つ事が出来る。(全員がそうとは限らないけれど)
自分を信じる -
Posted by ブクログ
エビデンスの考え方などは理系で研究かじってない人には参考になると思う。
全体的先に断定的な物言いでないのが、単一の影響を優位な差がわかるレベルまで結果が出ているものは多くはないことの表れとして理解できれば世の中の健康メソッドのいかがわしさもよく理解できる。バランス感覚を身につけるのに良い本。
以下メモ
健康に対する悩み
1. そもそも健康法そのものへの迷い
2. どうやったら実践できるか
エビデンスベースで答えていこうという本
死因ではなく、死因リスクを見るとほとんどが、たばこ、食事、運動、アルコール、ストレス
健康の習慣作りは個人の意思では難しいことが多い。
習慣化の鍵は今の生活環境の中でやらないことがない安定した行動にくっつけ、実行率を高めるアクションへのキューを仕掛けることで行動ハードルを下げた上で、同じ状況で繰り返し行うこと。
食事
1. 何か一つ食べれば病気にならないという考え方から脱却
2. 1つの病気予防から健康的に歳を重ねるヘルシーエイジングへ
3. エビデンスの飛躍に注意する(メディアで多いのは、A食品は健康指標Bに良い、Bは病気Cに効く、だからAはCに効果ありというもの。しかしAからCのエビデンスが存在しないものが多いためこれは正しくない
・白米が悪いのは糖尿病に対してのみ、とはいえ世界的に全粒穀物は良いとされており、可能なら玄米の方がベター
・色とりどりの野菜と果物をたくさん食べるのは良い、果物は1日200g推奨、みかん2orりんご1くらいの量
・加工肉はなるべく控える、赤身肉は週500g以内、大腸がんリスクがあり食べ過ぎないようにする
・タンパク源としては、鶏肉、魚、卵、大豆、ナッツなどが良い
・血中コレステロールと食べ物のコレステロールは別物、卵を食べてすぐ血中値が上がるわけではない。
・乳製品さまざまな研究があるが、1日2回牛乳、チーズ、ヨーグルトのいずれかを摂取するのが無難
・脂質の主成分が脂肪酸、飽和脂肪酸(動物性、油)はとらなすぎと取りすぎも良くない、不飽和脂肪酸(ナッツ、オリーブオイル)
はたくさんとったほうが良い
・ココナッツオイルはよくはない、トランス脂肪酸(ショートニング、マーガリン、揚げ物、クッキーなどのお菓子)は避ける
・砂糖やシロップは栄養素を出さないのにエネルギー摂取量を増やす空のカロリーで不要。隠れ砂糖に注意、人工甘味料は不確かなので避けた方が良い
・お酒は適量は良いとされるが何に対してかによって違うし無理に飲む必要なはない
・サプリメントはエビデンスがない、妊婦の葉酸のように医師から勧められる場合を除いて取らない
・塩分のとりすぎは注意、元々10g以下から女性6.5、男性7.5以下に下がっている。加工品、コンビニの惣菜に注意、毎年10〜20%ずつ減らしてと気づかない
運動
・運動しないと死ぬ、消費カロリーが大きく増えるわけではない
睡眠
ストレス
・男女で感じ方が異なり、女性の場合社会的に責任ある立場ほどストレスが上がり健康を害する
・仕事の柔軟性、裁量が高い方がストレスは低い
感情
・良い効果、プライド(誇り): 我慢強さが増す、感謝、幸せ
・悪い効果、怒り(人を信頼しにくくなり、リスクを軽視)、悲しみ(即物的に快適な何かを欲する) -
Posted by ブクログ
ネタバレ日本人の半数は、がん、心疾患、脳血管疾患、肺炎で死んでいる。老衰も第三位。これらにならなければ老衰で死ぬ確率が高い。
できることは限られている。職業が与える影響、近くにスーパーがあれば健康なものを食べられる。
現状維持バイアス、現在思考バイアス、からどうやって逃れるか。
自己正当化、バンドワゴン効果、ピーナッツ効果、アマノジャク、直観的な判断、などに惑わされない。
心に余裕がないと習慣作りはできない。
戦略を練る=起こりうる場面を想定して備える。
モデリング効果=健康な人をお手本にする。
玄米を圧力鍋で炊く。
野菜や果物を摂取している人ほど死亡率が低い。
じゃがいもは野菜ではなく炭水化物。
オーガニックが体にいいというエビデンスはない。
赤肉(哺乳類の肉)は週350g以内、加工肉はほんの少し。鶏肉は白い肉。
動物性たんぱく質は、魚、鶏肉、卵を考える。
ミートレスデイ=肉を食べない日を週に一回作る。
一日2回牛乳チーズヨーグルトを食べる。
ココナッツオイルは飽和脂肪酸。盲信は危険。
マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド、は避ける。
油は、菜種油、ごま油、オリーブオイル。
目につくところには野菜を置く。クッキーは棚の上に。
WHOの指針では、糖類は単糖類と二糖類、糖アルコール。空のカロリー。栄養素はない。一日25gまで。
お酒を飲まない人のほうが死亡率が高くなるのは、もともと理由があって飲めないという可能性もある。
ワインのポリフェノールはエビデンスがあるわけではない。
高尿酸血症は、ビールでも日本酒でも変わらない。ビールのプリン体が直接悪いわけではない。摂取量のほうが大事。
アルコール会社、たばこ、ギャンブル、武器などはシンストック=罪作りな株と呼ばれている。
グラスの量を小さくすることで飲む陵を減らせる。背の高い細いグラスなど。
塩分は、男性で7.5g、WHOでは一日5g。
カップラーメン、がダントツ。コンビニのおにぎりはナトリウムが500㎎=塩分が1.5gに相当する。
味噌汁一杯1.2g。薄めて飲む。
弁当箱に仕切りがあると、小さなおかずを入れやすい。
白米と玄米双方にメリットとデメリットがある。
狩猟民族でも一日の消費カロリーは変わらない。
運動しないと死ぬ原因になる。
座っている時間が長いと運動していても死亡率は高い。
身体をよく動かして、座っている時間が短い人。
掃除、炊事、洗濯は一石二鳥。
運動を記録する。
忙しくても体を動かす時間を優先する。言い訳はいくらでも思いつく。
睡眠不足が続くとマイクロスリーブが起きる。
アルコールは喉の筋肉を和らげで脳の働きを鈍くするためいびきをかきやすい。
「比べると絶望する」アメリカのことわざ。人と比べることを止める。
感情が意思決定に直接を影響を与える。
健康になるには、プライドを持つ。自分を大切にする感情を持つ。
自分で変えられるもののひとつが感情。幸せを選ぶ。
呼吸と姿勢を整える。深くゆっくりした呼吸。イライラしたらゆっくりした呼吸をする。
ありがたい、と思ったことを書くと楽観的になり前向きになれる。
お礼状を書く。実際に出さなくても効果がある。
怒りがあると行動のリスクとベネフィットを見誤る。 -
Posted by ブクログ
Twitterで見かけて、その引用文献の数が話題になっていたので、読みました。食事、運動、睡眠、感情とそれぞれの領域で現時点での確からしい情報が示されていて、読みやすいです。科学的にはほぼなにもわかってない(実験的には示すことが困難)ということが改めて真摯に書かれており、そんな中でも健康に効きそうなことが端的に示されています。結局、簡単に健康になる単一的な方法がある(本書曰く還元主義)わけではなく、よく寝てよく動きよく食べる、「健康的」な生活をすることでしかないということがわかりました。個人的には、感情や感謝といった精神面での豊かさをより充実させていきたいと思いました。一点、食事と比べて他の分野についてはやや甘めの書かれ方をされているように感じました。