林英恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまさにタイトルの通りの内容だった。
メディアで取り上げられる時のような断定的な表現は少なく、最新の研究データに基づく確かな情報を正確に書いたんだな、ということがよく感じられる丁寧な文章だった。
章構成も第一章が「エビデンス」で、とにかくエビデンスを重視していることが読み取れた。
続いて「行動」→「習慣」→「食事」→「運動」→「睡眠」→「ストレス」→「感情」と続く。
「食事」「運動」「睡眠」についての健康本は多いが、「行動」「習慣」「ストレス」「感情」にまで言及している健康本はあまり見ないので、ここが他の本との違いだと思う。
■具体的に取り組むこと
・日々の情報のインプットではエビデンスの強 -
Posted by ブクログ
500頁近い大著なのだが比較的読みやすく、さらに大事な箇所はマーカーがあり、各章末ごとに「まとめ」があるので先に「まとめ」を頭に入れてから気になる項目について本文を読んでもよいかもしれない。
特に食事についてなど何を食べ、何を控えるとか最終判断は自分なのだと感じる点もある。
1.エビデンス
●エビデンス(科学的根拠)には強弱がある。
●「エビデンス」と呼ばれるためには、複数の専門家が、客観的に質を判定する過程(査読)を経た上で、信頼のおける学術誌に掲載されている必要がある。
●エビデンスは日々の研究の積み重ねとして蓄積されていく。分野によって、どの程度のエビデンスが最新なのかは異なる。
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Posted by ブクログ
非常に興味深い本である。
論文などを書いたことのある人には非常に納得がいく内容である。エビデンスベーストからのインプリケーションは、たった1つと言う事はありえない。
アクションキューと言うワードは初めて聞いたが、非常に納得感と発見があったから今後に生かしていきたい。
特に興味深かったのは第2章、健康的な行動ができなくてもあなたがダメなわけじゃない。それと第3章、できるだけ苦労せずに良い習慣を身に付ける技術。そして第7章、ストレスに負けずに心を休める方法。第8章、感情が健康を作る。
特に後半はエビデンスベースの無味乾燥なものから1歩踏み込んで、行動経済学などを持ち出し、人間が合理的判断のみで -
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年齢を重ねるにつれて、健康であることの重要性を実感しています。
関連する書籍をこれまでも読んできたのですが、新しい知見が見出され、古い知見が否定されることもあるので、話題になった新作は読むようにしています。
この本は、題名に「大全」という文字が入っていることから、健康に関して網羅的に書かれているだろうと期待して、読んでみることにしました。
本書は全8章で、構成されています。
第1章は、エビデンスについて。
冒頭に「エビデンスのピラミッド」の図が掲載されています。
健康についての情報は玉石混交だなあと思っていたのですが、この図を思い出して、信用するかどうかを決めていきたいと思います。
第 -
Posted by ブクログ
健康ブームの昨今、これは健康!こっちは不健康!とはっきり断定するものが多いと感じる。
本書はそうではなく、しっかりとしたエビデンスに基づいた生活への取り入れ方を含めた助言という形で進んでいく。
食事や運動が健康に寄与するものは多いと知っていたが、精神的なものーー仕事や家庭環境ーーがここまで健康に影響するとは思わなかった。
先にも述べたように、自身の生活への取り入れ方、心の持ち方にも言及してくれているので、無理のない程度に実践していきたい。
あわせて、これまで信じてきた健康法について、何のエビデンスがないものは、継続すべきか再考するきっかけになった。 -
Posted by ブクログ
この手の本は、内容が軽くて薄いことが多く、あまり期待しないで読んでみたが、読後の正直な気持ちとして、内容に圧倒されたし、思わずメモってしまうような内容も多かった。
2時間程度で読破できるので、留学や就職活動等にに興味がある人にお勧め。
ハーバードが特別凄いということは無いと思うし、それは筆者が長い間憧れて入った学校なので眩しく見えていたこともあると思うので、ハーバードを賞賛する部分は差し引く必要があるが、仕事への姿勢や勉強への姿勢は、学ぶことが多かった。
・大学院・・・専門家
・選ばれなかったということは、他の道に選ばれたということ
・Noを恐れずに行動せよ -
Posted by ブクログ
【読書】林英恵/それでもあきらめない
・例え簡単な作業でも、それは全て大きな仕事の土台になるものであって、雑にやったか丁寧にやったかで後の結果に大きな違いが出る
・ハーバードの一角に学生が自習などをするカフェテリアがある。いつもここにいてるある一人の生徒がいた。彼に声をかけると、これから定例ミーティングがあり、そのために準備をしているという。私は彼がどんな準備をしてそれによってどんな成果を出しているか聞いてみた。彼の担当教授は、学内でも上位の役職に付いている教授なので、ミーティングは1回30分、しかも1ヶ月に1回なのである。つまりその機会を1度でも逃すと博士課程の終了時期に影響が出てしま -
Posted by ブクログ
Congratulations!!!
冒頭の言葉は、著者がハーバード大へ合格するものの仕事と学業の選択に悩んでいる際、上司からかけられた言葉だ。
まず、著者が望んでいた合格通知を祝福する。そして、「どちらもすればいいじゃないか」と二兎を追えという旨のアドバイスをくれた。
この言葉がどれだけ彼女を勇気づけた事だろう。
実際に不安と期待を胸に入学したハーバード大学は著者にとって、驚きと広がる世界の連続だった。
エリートの集団というイメージは実際には、自分のやりたい事に悩みながらも目の前の事に全力投球する真摯な行動で一変する。
最初は多少の程度の差はあれど、皆不安を抱えている。
それが、自分にも