藤原々々のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
これは、ぼくと彼女の前に突然現れた、ひとつの大きな「連鎖」の話だ。クラスの空気でしかない少女の告白という何の変哲もない「普通」から生まれる、無意味な「特別」の連鎖ーー。
滅びた魔術種達。種の復活を賭けて行われる、人間を代役とした争い。それらの存在を知ったぼくの横で、魔女種族の代替魔術師となった彼女は戦う。そして戦うために行い続ける。哀しい微笑で、哀しい自傷を。
「普通」と「特別」が混濁し、ぼくたちの眼前に残ったのは、ただ無慈悲なーー
第10回電撃ゲーム小説大賞〈選考委員奨励賞〉受賞者が贈る最新作!
* * * * *
言う事はひとつ。
え ろ い!!
表紙もですが、中も一部。
いやぁ -
-
-
-
Posted by ブクログ
高校2年生でオカルト研究会の部長を務める神崎輝幸(かんざき・てるゆき)は、憧れの同級生の蓬莱(ほうらい)ありすから、なくしてしまったあるものをいっしょに探してほしいと依頼されます。ありすがなくしたものとは、彼女の「かけら」でした。
ありすは、自分の正体は人間ではなく、地球人を滅ぼす兵器なのだと輝幸に語ります。兵器の起動を止めるには、ありすが一人の人間を愛し、その人とキスをしなければなりません。彼女にとって人間が、心から愛することのできるほど信頼に足るものであれば、兵器は起動せず、人類は救われることになります。しかし、兵器であるありすは、人間とキスをした瞬間に消えてしまうことになっています。あ -
Posted by ブクログ
レンテンシアの死という犠牲を払って寝々を倒すことに成功した澪たちですが、そこにとつぜん人影が現われて、根源闇滓を奪っていきます。しかし澪は、人影の正体に気づいていました。驚いたことに、それは彼の友人の機波草太(きなみ・そうた)だったのです。
さらに、寝々のバイト先だった中華料理屋「殺々軒」の店長を務める沁・仙天花(しん・せんてんか)と沁・仙天威(しん・せんてんい)の双子姉妹が、寝々の仇を討とうと澪たちに襲いかかります。そこに現われた新たな代替魔術師は、何と天然の古典教師・二井原小鳩先生でした。ヴァンパイアの彼女は、草太を眷属(ミディアンズ)にしていたのです。
レンテンシアの遺志を受け継いだ -
Posted by ブクログ
澪と冥子の暮らす町に、蘭乱爛崎寝々(らんらんらんざき・ねね)という名前の代替魔術師がやってきます。「正義の味方」を称する彼女は、冥子やレンテンシアを悪と決め付け、「正殺」すると宣告し、戦いが始まります。一時は寝々の攻撃を防ぐことに成功しますが、冥子が幼女の姿に変えられてしまいます。
一方、寝々からいちおうの信頼を得ることに成功した澪は、彼女と行動を共にしながら、出方を探ります。ところが寝々は、「悪」と決め付けた人間たちを容赦なく殺していくことを知った彼は、寝々と戦うことを決意します。
冥子とレンテンシアも参戦しますが、寝々の力の前に苦戦を強いられます。しかし、寝々と行動をともにしてきた澪は -
Posted by ブクログ
やや過激なグロ描写を含む、ダークな雰囲気の魔法少女ものです。
主人公の宵本澪(よいもと・れい)は、同級生の砧川冥子が魔法少女だという秘密を知ることになります。彼女は、帽子に宿った魔女(ウィッチ)アヴェイラーズ・ウルリッヒの「代替魔術師」(ポステリオルマギス)として、「闇滓」と呼ばれるエネルギーを集めています。そんな彼女は、学園内に侵入した「ドルイド」と戦い、また彼女たちに何かを伝えようとするエルフの代替魔術師のレンテンシア・イズラデリと出会います。
こうして、非日常の世界をかいま見た澪に対して、アヴェイラーズは日常へと帰るようにうながします。しかし、彼らの意図に関わらず、澪自身も非日常の世 -