藤原々々のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
これは、ぼくと彼女の前に突然現れた、ひとつの大きな「連鎖」の話だ。クラスの空気でしかない少女の告白という何の変哲もない「普通」から生まれる、無意味な「特別」の連鎖ーー。
滅びた魔術種達。種の復活を賭けて行われる、人間を代役とした争い。それらの存在を知ったぼくの横で、魔女種族の代替魔術師となった彼女は戦う。そして戦うために行い続ける。哀しい微笑で、哀しい自傷を。
「普通」と「特別」が混濁し、ぼくたちの眼前に残ったのは、ただ無慈悲なーー
第10回電撃ゲーム小説大賞〈選考委員奨励賞〉受賞者が贈る最新作!
* * * * *
言う事はひとつ。
え ろ い!!
表紙もですが、中も一部。
いやぁ好きだよこの感じ!
あれか。自傷イコールグロってことで、エログロ…され竜みたいですな。
えろいとか言ってますが、そんなにえろくないです。まじ一部分。
つーか冥子ちゃんかわええええ!
澪に言われて浮かれるのかわええええ!
えろいのは彼女じゃないよ!アヴェイラーズだよ!
つーかアヴェイラーズ、ババァだよな多分。いやはや見た目の違いか。
話も、私は面白いと感じました。
キャラ的には巳沙希がそんな好きではないですが。まぁちょっと、予想してたあの展開。
妹ちゃんの喋り方はすんごい特徴あって可愛らしいですな。
問答無用で☆5つ! -
Posted by ブクログ
高校2年生でオカルト研究会の部長を務める神崎輝幸(かんざき・てるゆき)は、憧れの同級生の蓬莱(ほうらい)ありすから、なくしてしまったあるものをいっしょに探してほしいと依頼されます。ありすがなくしたものとは、彼女の「かけら」でした。
ありすは、自分の正体は人間ではなく、地球人を滅ぼす兵器なのだと輝幸に語ります。兵器の起動を止めるには、ありすが一人の人間を愛し、その人とキスをしなければなりません。彼女にとって人間が、心から愛することのできるほど信頼に足るものであれば、兵器は起動せず、人類は救われることになります。しかし、兵器であるありすは、人間とキスをした瞬間に消えてしまうことになっています。ありすの依頼を受けた輝幸は、地球の運命を背負い、彼女と4日間行動をともにします。
ここまでが前半のストーリーで、後半では、同じストーリーが輝幸の後輩の真央塚杏(まおづか・あん)の視点からたどられます。杏とその兄の真央塚正樹(まおづか・まさき)は、宇宙を漂う生命意思で、命を失った真央塚杏という少女の身体に入り込み、そのまま地球人として生活を送っています。そんな彼女が、超能力の持ち主である君島麗華(きみしま・れいか)とともに4日間をすごしながら、輝幸とありすを見守ります。
物語の大筋は、ベタなセカイ系ですが、本編ストーリーとその種明かしを、完全に分けてしまっているところが特徴といえば特徴です。ただ、それほどうまい仕掛けかと問われるとどうでしょうか。やはり単線的なストーリー・ラインの上で謎が解決される構成のほうが、読み終えたときに充足感を味わえたのではないかという気がします。 -
Posted by ブクログ
レンテンシアの死という犠牲を払って寝々を倒すことに成功した澪たちですが、そこにとつぜん人影が現われて、根源闇滓を奪っていきます。しかし澪は、人影の正体に気づいていました。驚いたことに、それは彼の友人の機波草太(きなみ・そうた)だったのです。
さらに、寝々のバイト先だった中華料理屋「殺々軒」の店長を務める沁・仙天花(しん・せんてんか)と沁・仙天威(しん・せんてんい)の双子姉妹が、寝々の仇を討とうと澪たちに襲いかかります。そこに現われた新たな代替魔術師は、何と天然の古典教師・二井原小鳩先生でした。ヴァンパイアの彼女は、草太を眷属(ミディアンズ)にしていたのです。
レンテンシアの遺志を受け継いだ澪は、小鳩先生と草太との戦いを回避すべく説得を試みますが、2人は澪の甘さを笑います。そして、遂に小鳩先生と草太によって、澪の妹の切華がさらわれてしまいます。澪は切華を救うため、小鳩先生との戦いに挑みます。
本巻刊行後、続編は出ていないようです。物語はまだ完結していませんが、とりあえず澪たちの進むべき道が見つかり一段落ついたところで、それなりにまとまりの良い印象です。 -
Posted by ブクログ
澪と冥子の暮らす町に、蘭乱爛崎寝々(らんらんらんざき・ねね)という名前の代替魔術師がやってきます。「正義の味方」を称する彼女は、冥子やレンテンシアを悪と決め付け、「正殺」すると宣告し、戦いが始まります。一時は寝々の攻撃を防ぐことに成功しますが、冥子が幼女の姿に変えられてしまいます。
一方、寝々からいちおうの信頼を得ることに成功した澪は、彼女と行動を共にしながら、出方を探ります。ところが寝々は、「悪」と決め付けた人間たちを容赦なく殺していくことを知った彼は、寝々と戦うことを決意します。
冥子とレンテンシアも参戦しますが、寝々の力の前に苦戦を強いられます。しかし、寝々と行動をともにしてきた澪は、寝々の心の底にある真実を見抜いていました。
戦いの末、ようやく勝利を収めた澪ですが、レンテンシアはそんな彼のもとから死の世界へと旅立っていくことになります。最後に彼女は、自分の意志を澪が継いでくれることへの期待を語ります。
キャラクター設定や文章はかなりハチャメチャなのですが、最終的な落とし所がきちんと考えられているため、全体のストーリーはそれなりに引き締まって見えてくるのが不思議です。 -
Posted by ブクログ
やや過激なグロ描写を含む、ダークな雰囲気の魔法少女ものです。
主人公の宵本澪(よいもと・れい)は、同級生の砧川冥子が魔法少女だという秘密を知ることになります。彼女は、帽子に宿った魔女(ウィッチ)アヴェイラーズ・ウルリッヒの「代替魔術師」(ポステリオルマギス)として、「闇滓」と呼ばれるエネルギーを集めています。そんな彼女は、学園内に侵入した「ドルイド」と戦い、また彼女たちに何かを伝えようとするエルフの代替魔術師のレンテンシア・イズラデリと出会います。
こうして、非日常の世界をかいま見た澪に対して、アヴェイラーズは日常へと帰るようにうながします。しかし、彼らの意図に関わらず、澪自身も非日常の世界へと歩み出ることを余儀なくされます。澪は交通事故に巻き込まれて死亡し、魔女のエベネゼルの代替魔術師としてこの世界にとどまることになったのです。こうして澪もまた、冥子と同様に、ドルイドたちと戦い、闇滓を集めることになります。
不死となった代替魔術師が、自分自身の身体を傷つけることで魔術を使うという設定ですが、今のところあまり必然性が感じられず、グロ描写が空回りしているような印象を受けてしまいます。