あらた伊里のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
まとまりがある
6プラス2人くらいメインキャラがいて、それぞれの話をする割には全体としての統一感があるから読みやすい
とどつまでは語られなかった昭和レコード部組の過去話も見れるし、関係も急展開する -
ネタバレ 購入済み
しっとり
とどいとのコミカル要素も残しつつ、しっとりシリアス展開ありになっててすごく好みの作品だった。これが恋なら……に続く感情が真反対すぎてこういうすれ違い好き……!ってなった
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ネタバレ 購入済み
ティアドロップス
仲谷鳰さんと平尾アウリさんのマンガが読めると知り、購入しました。他の話だとあらた伊里さんの ティアドロップスはすごくよかった。
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本作の登場人物たちって割とピュアな恋愛をしているように思うのだけど、その一方で相手に向ける感情がこんがらがっているし、その想いを簡単には言葉にしないものだから余計に関係がこじれてしまう
そういった感情の揺らめきが本作の良さを非常に高めているね
互いに向ける感情の根幹の部分が決定的に擦れ違っている美古都と蓮。でもそれが破局に繋がらないのは美古都が蓮にとても懐いているというのが挙げられるし、蓮は蓮で美古都の感情に近づきたいと願い続けているからなんだよね
感情の根幹が擦れ違っていても他の部分をとても大切にし、それが通じ合っているから2人は2人で居られる
ただ、それでも危うさは消えないのだけど
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Posted by ブクログ
突如打ち切りを迎えた「とどのつまりの有頂天」が雑誌とタイトルを変えて再連載を迎えられたことは一人のファンとしては非常に嬉しいものだったり
ただ、「とどのつまりの有頂天」に猛烈に含まれていたギャグ成分はそれはそれで好きだったのでちょっと残念な気持ちもあったり
でも、それ以上にこの再連載版では百合成分がより勢いを増しているね
「とどの~」の序盤においては少し伝わりづらい部分もあった猫崎蓮の想いが凶悪なまでに伝わってくるようになっているように感じられる
そして蓮の想いがはっきりとしたものに変わったのに連れて、美古都の感情の揺れも繊細に描かれているね
ぼっちになっていたからこそ、人との繋がりや賑や -
Posted by ブクログ
表紙がとても尊いです……
あらた伊里先生の作風の特徴って顔を容赦なく崩すギャグ描写をポンポン入れつつも胸がキュンとなるような恋愛描写を入れてくることだと思っているんだけど、この作品でもその作風は遺憾無く発揮されている
蓮が作り出す天然な距離感や発言に心乱されっぱなしの美古都。対する蓮も美古都の感情をストレートに表現してくる言葉や自身の美古都への感情に振り回される。どちらが主導権を握っているということでもないし、どちらかが主導権を握れそうというわけでもない
互いに相手をどう想いたいか、その想いに自分はどう行動したいかで悩み苦しんでしまう
特に蓮の症状は深刻。家庭環境により愛というものを信じ -
ネタバレ 購入済み
残念さを補って余り有る百合要素
生徒会メンツや番外編の分でテンポが悪くなってるのは残念です。
あと、目次がちゃんとしてないのもマイナスポイント。
しかし、それらを補って余り有るメインヒロイン達の進展は良かったです。
ビバ!百合!
特に描き下ろしの神奈の可愛さは素晴らしい。 -
ネタバレ 購入済み
好きなのだけどちょっと残念
百合要素部分は好きなのだけど、変な感じに番外編や描き下ろしが挟まって、
テンポが悪くなってしまっているのは残念。
特に描き下ろしについては、下巻部分のアフターも入っているので、
227ページ以降は下巻の後に読んだ方が良いです。
残念さを補って余り有る百合要素は必見です。 -
Posted by ブクログ
あらた伊里先生らしく女の子達の繊細な心情描写を描きつつも、ギャグ展開となれば容赦なく顔やら造形やら崩してリアクションさせるギャップは所狭しと散りばめられている
又、誰と誰がくっつくことになるのかという点が非常にはっきりしているため、無用なハラハラなど無く安心して読めるのも良い
メインとなる二人、美古都はその京都訛りによって、蓮は機嫌が悪く見える表情からそれぞれ交友関係が非常に少ないタイプ。だからひょんなことから親しくなれた互いの関係性を大切にしているが、そんな相手以外へ向ける視線が微妙に異なるために生じる想いのすれ違いが優しいタッチで描かれている印象
巫女部を設立するために他の部と合併した -
Posted by ブクログ
キスをして告白の言葉も投げかけられたのに淡白な反応を返せる蓮って……
まあ、彼女は彼女で相手の好意に応えるという行為そのものに強い忌避感を覚えているからそうなってしまうんだよね。ただ、その感覚は蓮の中だけで完結している感情だから美古都に通じるわけがない。結果、美古都は蓮の対応を不安に感じてしまう…
そういったもどかしい状況に、既に夜空と付き合うようになって長いタクヤは良いアシストをしたね
蓮が意識すべきなのは自分が美古都の好意に応えて良い人間かという点ではなく、自分がどれだけ美古都を大切に感じているかという点。だから美古都に告げてしまったような「なかったことにできない?」はアウト。ていうか、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ昔、1巻を何気なく買ったが
また今度続きを買おう〜と思っているうちに全く書店で見かけなくなったりなんやらかんやらしていたら完全版が出ていたので、購入。
ワチャワチャしたり、悩んだり、独占欲丸出しの自分に恥ずかしくなったり…と女子校微百合モノとして美味しい部分が全部入ってる感。
手を繋ぐのに照れちゃったり、名前を呼び捨てにするのにいちいち照れちゃったりとか…かわいい…
絵柄が本当に可愛いので、個人的には内容云々より
可愛い女の子が元気に暴れ回ってて良し!!という感じ。
ツッコミが殆ど暴力なのが、一世代前のツンデレ暴力ヒロインみたいで可愛い。 -
Posted by ブクログ
作家買いのため作品についての事前情報皆無の状態で読み始めた為、途中まで女の子のみで構成された日常系ドタバタコメディだと認識しながら読んでいた。だから巻末描き下ろしで何の説明もなく交際状態になっていたの点にはかなり驚いてしまった。
流石に百合作品だってことくらいは把握してから読み始めるべだったかもなぁと思いつつも、コメディ要素の方が強い作品でもあるから充分に楽しめる作品だった
可愛らしい見た目のキャラが可愛らしくワイワイガヤガヤしているなとほっこりしていたら、次のシーンには全力で顔面崩壊しつつのとんでもないギャグ展開をぶち込んでくる内容が頻繁に登場する
それだけでなくメインとなる神奈と悠の関係 -
Posted by ブクログ
前巻の修羅場描写からギャグ展開が始まるとは思わなかった……。まあ、そんなドタバタを出来るメンツだからこそ話が深刻にならずに済んだと考えることも出来るのか…?
ラビの抱えていたものって登場人物たちの中で最もどろどろした感情だと思うんだけど、掘り下げがちょっと物足りなく感じてしまうな。
でも八重蔵とサキの関係性はきちんと描ききった印象。食人衝動を持つ宇宙人と付き合うことについて八重蔵が向き合い続けたことは格好いいな。ていうかあの解決法は予想外だったというかサキの方が地球人に寄せてくる終わり方になると思っていたよ
どんな場面でも容赦なく笑える描写を挟んでくる作風は非常に好みだったから、この作者の新