石川文康のレビュー一覧

  • カント入門

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    結構難しかった。特に時間・空間の有限/無限のくだりは混乱した。

    定言命法、仮言命法はよく理解できた。

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    2021年05月08日
  • カント入門

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    「哲学は難しい」というイメージを絵に描いたようなカント。

    わたしの経験では、「永久平和のために」は、あっさりと読めてしまったのだけど、主著とされる「純粋理性批判」は、全く歯が立たない。1ページも読めない感じですね。

    カント自身による入門書ということになっている「プロレゴメナ」も数ページでギブアップ。

    「日本語への翻訳が難しくしているだけで、日常的なドイツ語としてはそんなに難しくない」とか、「インドーヨーロッパ系の言語である英訳で読むと、意味が通じる」みたいなことをいう人もいた気がするが、アメリカで政治思想のコースを取ったときの先生も、「正直言って、カントは何言っているか、わからない」と言

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    2017年07月31日
  • カント入門

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    カントの入門書として分かりやすいと聞いたので読んでみた。
    「二律背反」という、聞いたことあるけど、あんまりよく分かってないことについて理解が深まった気がする。
    ただ、一度読んだだけでは、理解しきれていない感が否めない。
    また、再読するか、他のカントについての本を読む機会を持つ必要を感じた。
    けれども、難解なことを要点をつまんでできるだけ分かりやすく理解させようとしている点で、やはりカントへの入口としてはいいのではないかな、と思う。

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    2016年06月04日
  • カント入門

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    [ 内容 ]
    真理の最高決定機関であるはずの理性が人間を欺く二枚舌をもつとしたら、一大事ではないだろうか。
    この理性の欺瞞性というショッキングな事実の発見こそが、カント哲学の出発点であった。
    規則正しい日課である午後の散歩をするカントの孤独の影は、あらゆる見かけやまやかしを許さず、そのような理性の欺瞞的本性に果敢に挑む孤高の哲学者の勇姿でもあったのだ。
    彼の生涯を貫いた「内面のドラマ」に光をあて、哲学史上不朽の遺産である『純粋理性批判』を中心に、その哲学の核心を明快に読み解き、現代に甦る生き生きとした新たなカント像を描く。

    [ 目次 ]
    第1章 純粋理性のアイデンティティー
    第2章 カント哲

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    2014年10月27日
  • カント入門

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    入門書ではあるが、私には難解だった。平易に記述しようという気持ちは感じられる。しかし用語に馴染みがなかったり、特有の意味が与えられていたり(例えば「自由」や「目的」)しているため、内容がなかなか頭に入ってこない。それだけカントを平易に語るのが難しいということなのだろう。

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    2024年03月15日
  • カント入門

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    ジュニア新書からの推薦本である。入門と書いてあるが結構難解である。学部生がざっと読んで理解できるかどうかがよくわからない。ペテロの話はよく分かったのだが。

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    2022年12月15日
  • カント入門

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    入門書ですが本当の初心者の自分にとっては難しかったです。新書ですが読み終わるのにすごく時間がかかりました。
    理性批判の部分も目から鱗でしたが、道徳についての解説が印象に残っています。
    とても重要なテーマだと思うので自分でも考えて、またこの本に戻ってきたいなと思っています。

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    2022年02月25日
  • カント入門

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    この薄さで『純粋理性批判』、『実践理性批判』、『判断力批判』さらには宗教論まで取り上げてくれています。
    扱う内容は広いですが、これらに通底する「仮象批判」をテーマにしたことで、うまくまとめられています。
    頻繁に参照すべきページが明示されて、復習しやすいのも好感が持てます。

    ただ、それでも難しいです。
    例えば、まずピンとこないのが用語ですが、「知性」「純粋理性」「理論理性」「実践理性」の違いは何だろうとか、引っかかるところがたくさん出てきます。
    著者も「悟性」(P106)や「格律」(p163)といった語を排するなど気を配っていますが、それでも…

    あと、個人的には直前に読んだのが戸田山和久『哲

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    2022年01月20日
  • カント入門

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    やたらと評判がいい本で、先輩にも勧められたし、ネットでも勧めている人がそこかしこにいる。しかし、どうも入門向けにいいかどうか疑問で、類書があるのでオーソドックスな構成で書くのは避けた、という旨のことが書いてあったのだが、入門書として書くのならばオーソドックスな構成にするべきではないか、とどうしても思ってしまう。まあ、内容を評価できるだけの知識はないし、私に哲学的な関心が欠けているからうまく読めないかもしれない。

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    2021年05月10日
  • カント入門

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    大学1年だったか浪人生の頃、カント哲学(倫理学的な意味においての)を知った。
    功利的な利益衡量に陥らない、頑として厳格な義務論を貫く姿勢(勿論万能ではないし「使い所」があるのは承知している)、何よりも、「人間への尊敬」、「汝の人格および他のすべての人格の内に存する人間性を、つねに同時に目的として扱い、決して単に手段として扱わないように行為せよ」という定言命法の異常な格好良さに圧倒的衝撃を受けて以来大好きに。
    卒論もカントで書きました。

    ※例えば殺人事件があったとき、殺された人間がいかに人格の好い人物であったか、いかに周囲の人が悲しんでいるか、という報道があったりする。でも、それ(周囲の感情)

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    2015年02月01日