猪飼隆明のレビュー一覧

  • 三池炭鉱の社会史 石炭と人の近代

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     世界が大航海時代を迎えた15世紀、福岡県大牟田市の稲荷山で「燃ゆる石」を発見したとされている石炭。日本一の出炭量を誇り、国策に左右されながら近代化・機械化、日清・日ロの両戦役、2度の世界大戦のエネルギー源として、戦後復興の経済を支え、1997年に閉山した三池炭鉱。明治の囚人労働、馬匹使役、女性も巻き込んだ過酷な労働と労働争議は絶えることなく続く。石炭から石油へのエネルギー転換期、1959~1960年の三池闘争で地域住民や全国的な労働争議団の支援で闘われた大争議は総資本対総労働と言われ、安保闘争と共に闘われた。炭鉱労働者の合理化削減による安全軽視は、1963年の炭塵爆発により400人を超える死

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    2026年03月22日
  • 新版 南洲翁遺訓 ビギナーズ 日本の思想

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    西郷隆盛の遺訓41条、追加2条、他解題の一冊。
    要約、原文、訳文、解説、の順で構成されています。
    個人の生き様、指導者の在り方、などに対する西郷先生の考えが綴られています。

    『二〇 人は第一の宝』=二〇 何程制度方法を論ずるとも、其の人に非ざれば行はれ難し。人有りて後ち方法の行はるるものなれば、人は第一の宝にして、己れ其の人に成るの心懸け肝要なり。

    『二二 兼て気象を以て克ち居れよ』=二二 己れに克つに、事事物物時に臨みて克つ様にては克ち得られぬなり。兼て気象を以て克ち居れよと也。

    の2条が私に刺さりました。
    皆さんの支えになる言葉もきっと見つかります。

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    2026年03月16日
  • 新版 南洲翁遺訓 ビギナーズ 日本の思想

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    政治家の皆さん一人一人にお贈りして差し上げたいね
    実行と徳に努めた明治維新の志士たち
    いまの政治家たちは、今だけ金だけ自分だけが目立つ
    ぜひ気骨ある気高き日本国を取り戻してほしい
    そのためには国民の意識もしっかりしていなくちゃと思う

    一人一人が学ぶ姿勢を持って、公共の利益を重んじて自分より弱いものには思いやりを持って接する西郷のような心持ちがあったらきっと変わる

    数多の危機を乗り越えてきた志士たちにならって、わたしたちも挫けず志高くいよう

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    2024年12月09日
  • 新版 南洲翁遺訓 ビギナーズ 日本の思想

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    この本はとても勉強になる。人間としての倫理観、生き方、その時の状況から想像できること。歴史は、時間とともに繰り返すと思う。いつ何が起きても、対応できる精神力を始めとした準備は大切だ。

    悩んだ時は人としてどれが大切かを優先する事だ

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    2021年01月07日
  • 新版 南洲翁遺訓 ビギナーズ 日本の思想

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    「 南洲翁遺訓 」 100分de名著 より。敬天が 西郷隆盛の思想を理解するポイントだと思う。西南戦争の動機、西郷隆盛が目指した政府、国家、天皇の姿が見えてくる

    敬天の意味
    *天=私心でないもの
    *人を相手にせず、天を相手にせよ→狭量な人間社会にこだわるのでなく 広大無辺の天を相手にせよ

    西郷隆盛が目指した政府、国家
    *天皇主権の国家を目指す→西郷隆盛は 憲法で天皇を規制することに 反対したのでは?
    *政府は 国が辱めを受けたら 戦うべき→政府は 戦争には弱腰→武士の地位低下に反対


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    2018年03月08日
  • 西郷隆盛 西南戦争への道

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    井上説(帝国主義を目指す西郷像)を 部分的に支持しながら、西郷隆盛の英雄性や愛国心を損なわず、著者なりの視点で、西郷隆盛が 目指した国家構想を推定している。面白かった

    井上説
    *征韓論に失敗して西南戦争を起こした
    *西郷隆盛の征韓論は、政府の専制政治(有司)に不満を持つ士族を集め、朝鮮に進出すること
    *西郷隆盛の西南戦争の意図は 士族による軍国主義国家を作ること

    著者の意見
    *西郷隆盛の朝鮮進出の狙いは ナショナリズムの高揚、天皇親政(専制政治の打破)
    *西郷隆盛の目指したのは 士族軍国主義ではなく、天皇専制に近い立憲主義

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    2017年12月27日
  • 西郷隆盛 西南戦争への道

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    西郷隆盛の伝承記という意図ではなく、明治維新最大の功労者でありながら、西郷隆盛が最大の武力反乱(西南戦争)を起こしたのはなぜなのかという視点で、当時交わされた手紙や新聞なの資料に重点を置いて歴史的存在としての西郷を捉えることを意図したもの(序章より)。有司専制を推し進めようとした大久保利通と立場を対比させることで、西郷を歴史的人物としてどう評価すべきかを考察する。/なかなかおもしろかった。大きな歴史の流れの裏に見える政治家たちの思い思いの駆け引き、資料に見え隠れする本音、思想と信念。

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    2009年10月04日
  • 新版 南洲翁遺訓 ビギナーズ 日本の思想

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    狭量な人間世界に拘らず、天を相手する。
    己を尽くし人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。
    日頃、天道を実践すれば大事な局面で対応可能。準備が大事。
    無事、有事の如く、有事、無事の如し。

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    2022年01月29日
  • 新版 南洲翁遺訓 ビギナーズ 日本の思想

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    1.この本を一言で表すと?
    ・西郷隆盛が残した名言・遺訓集。明治という時代を築いた浮かれている同士たちへの苦言。

    2.よかった点を3〜5つ
    ・徳さかんなるは官をさかんにし、功さかんなるは賞をさかんにする(p16)
     →職位は人徳がない人がやってはいけない、人徳がない人が功績あげた場合は賞で報いる、という考えは初めて聞いた。非常に納得感がある考え方だと思う。

    ・文明とは道の普く行はるるを賛称せる言(p48)
     →西洋文明を鵜呑みすることなく、文明を本質が何かを西郷なりに理解した言葉。制度などの相違に関わらず一貫している道義があるかどうか、という考えはその通りだと思う。

    ・敬天愛人(p107

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    2018年12月30日