加藤聖文のレビュー一覧

  • 満蒙開拓団 国策の虜囚

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     ”満蒙開拓団”、戦前に移民として満州にわたり農業に従事するも敗戦後すべてを失い何とか帰国、中には残留孤児問題として後々まで続く悲劇もあった、イメージとして持っていたのはこのようなこと。
     
     本書は、この満蒙開拓団に関する国策が、いかに立案され実施されていったかを、政策史の観点からまとめた通史である。
     「はじめに」にあるとおり、「政策当事者は、…その当時の置かれた状況で自身では最善と思われる政策を立案するのであって、むしろ「善意」や「熱意」が政策実現の推進力になっていることが多い。満州開拓政策も農村救済に熱心な人物であればあるほどのめり込んでいった」

     満州移民の契機となったのは、もちろ

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    2023年05月23日
  • 満鉄全史 「国策会社」の全貌

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    植民地経営の主力となる民間の会社、という意味では、オランダ、イギリスにおける東インド会社に当たるような位置付けの満鉄のお話。

    有名どころでは、満鉄OBとして、後藤新平、松岡洋右、十河信二(初代国鉄総裁にして新幹線の生みの親)、岸信介、宮崎正義(石原莞爾の”先生”)、などが登場。

    外務省、陸軍省、陸軍参謀本部、関東軍、拓務省に翻弄されながらも、大陸最高のシンクタンクとして奮闘した満鉄調査部の活躍は良い。

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    2022年09月28日
  • 「大日本帝国」崩壊 東アジアの1945年

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    ネタバレ

    「大日本帝国」というのは何だったのかというのが、ここ数年の興味の一つで、本屋で見つけた時は大喜びだった。小熊英二「『日本人』の境界」と対をなすような本で、「『日本人』の境界」が大日本帝国の形成過程を描いたものだとしたら、この本は1945年8月15日を起点にしての、大日本帝国の崩壊過程を描いている。
    漠然と、日本人一般がもっているイメージはなんか、8月15日の白昼にに玉音放送が流れて、戦争がぶっつりと終わり、暫くするとアジア各地から日本人が続々と帰って来たイメージだけど、それはあくまで「内地」から見た終戦であって、「帝国」の「外地」では具体的にどういう状況で玉音放送を聞き、どういう顛末を経て帰っ

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    2012年03月06日