飯島周のレビュー一覧
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猫丸さんのお薦め本です。ありがとうございます。
カレル・チャペックは1890年生まれのチェコの作家。
プラハのカレル大学で学んだ後、ベルリンとパリに留学。
帰国後の1916年(26歳)から創作開始。
1921年に新聞社入社。
生涯ジャーナリストとして活動。
この作品はエッセイ集で
Ⅰ男と女と日常生...続きを読むPosted by ブクログ -
同じ誕生日の作家ということでたまたま手に取った本。100年近く昔のエッセイなのに、すごく面白い!チャペックの時代から現代まで世の中は全く変わっていないかのようだ。文体の読み易さやユーモアのセンスが個人的にどストライクで、他の作品も読んでみたくなった。Posted by ブクログ
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日常のささいなできごとを見守るチャペックは、からかいまじりのユーモアを発揮する。鼻かぜや、女について、男について、家にまつわるあれこれ、買い物について・・・。上機嫌の底にあるのは、それほど偉くも立派でもない、人間に対する愛情だろう。その愛情が政治に向かうと、人間らしい生き方を求めての、熱い呼びかけと...続きを読むPosted by ブクログ
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チェペックが行く、豊かな旅の記録・イギリス編。
これはチャペックの温かみあふれるまなざしと、ウィットに富んだユーモアが素晴らしい旅行記。
豊かな人間愛・郷土愛から、チャペックの人柄が透けて見える。
内容的には、歴史とかその土地の風土とかよりむしろ、著者が見たこと、感じたことに重きが置かれているか...続きを読むPosted by ブクログ -
カレル・チャペックのイギリス見聞録。挿絵も本人によるもの(なんと、絵も描けるのだ!)。ハイドパークの演説家に感心し、お巡りさんの大きさに驚き、変化のない街路に退屈する。心に響いたものを、その場所や事柄の知名度に関わりなく綴る文章は、ごく私的でだからこそ普遍的な、チャペックならではのものである。そして...続きを読むPosted by ブクログ
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作家であり、ジャーナリストでもあるチャペック。その真骨頂−エッセイ。
是非是非、ご一読を。
※ネタバレの恐れのため、以下自粛※Posted by ブクログ -
ほぼ100年前の旅行記。
筆者のカレル・チャペックはチェコ・プラハ出身の、ジャーナリスト・エッセイスト・小説家・劇作家。1924年の5月から7月にかけてイギリス国内を旅する。この間に書いた紀行文がプラハの新聞に連載され好評を博した。それを書籍化したものが本書。
「あいさつ」と題された、筆者による前書...続きを読むPosted by ブクログ -
チェコのジャーナリスト、小説家であるカレル・チャペックがイギリスに滞在した際のイギリスに関するエッセイ。
カレル・チャペックについては、全然知らなかったのだけれど、「ロボット」という新語を世に広めた人らしい。へぇ。
カレル・チャペックの旅行記としては、他に、イタリア、オランダ、スペインなどがあるけ...続きを読むPosted by ブクログ -
100年前のチェコ人作家カレルチャペックのイギリス旅行記。
軽妙な語り口でイギリスを自分の国と比較しながら語る。
時に称揚し時に皮肉ってみたり、どこか牧歌的な雰囲気が漂っていてのんびりと読むことが出来る。Posted by ブクログ -
チェコ語で書かれた原典など読むことはできないが、本書の訳文の多彩な文体を見ていると、翻訳大変そうだなあ、と想像できる。
飄々とした味わい、ちょっぴりの皮肉。
ペンクラブの招きでのロンドン行きだったそうで、当時のイギリス文人の錚々たる顔ぶれの戯画もある。
何でも、チャペックをそれまで高く評価していた...続きを読むPosted by ブクログ -
80年くらいの前の北欧旅行記。船旅がメインのこの本、今は何となくオシャレで素敵なイメージしかない北欧の国々は、厳しい自然の中で様々な歴史を経てきたのだ、という当たり前のことに気づかせてくれる。とりわけ海からむき出しの岩、時には荒れる広い広い海、とりまくたくさんの木々や森。自然について執拗なほどしつこ...続きを読むPosted by ブクログ
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著者が1931年にオランダを訪れたときの観察記。80年以上前に書かれたとは思えないほど現在のオランダ風景と重なる。運河、自転車、風車、犬。オランダの光は本当に透明でものの輪郭が細部まで見える。その色彩はクリーンで涼やか。こういう風土からレンブラントやフェルメール、ヴァン・ゴッホが出てくるんだなあとい...続きを読むPosted by ブクログ
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チェコの作家カレル・チャペックの
イギリス旅行記。
現在でも多くの外国人が集まるような
観光スポットを訪れているが、
「外国人ジャーナリスト」である
彼独自の目のつけどころがあったり、
ユーモア溢れる文体で(私は偉大なる
作家に向かって失礼かと思うが、
「チャーミングな文体」だなぁと
感じる。)綴...続きを読むPosted by ブクログ