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Posted by ブクログ 2015年09月22日
こんなに沢山の引用を登録した本は、他にありません。とても鋭く刺激的な文章です。
ざっと、十四、五年前の(前世紀の!)文章ですが、今でも響いてくる。
伊藤さんの小説作品のアイデアの元というか核になる発想や好みが随所に顔を出しているのも面白い。蒸気機関に対する熱い思いから『屍者の帝国』までは、まさに「あ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月08日
彼の言葉は力を持っている。読む者の心を駆り立てる力がある。自分は彼の批評文を読んでいるだけなのに、なぜか、あらすじの説明部分では映画の予告編(とびきり完成度の高いやつ)を観ているようだし、解説部分では映画のメイキングを観ているような気分になるのだ。イメージを文章化する技術にかけて、私は彼以上の技巧に...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月20日
伊藤計劃氏の映画批評。エッセイに近いラフな調子でぐいぐいと進んでいく。口調は軽快ですが、映画への思い入れや知識、監督や役者の個性やカラーまでを熟知して書かれる批評は絶品。一般的には駄作と評されるような作品についてもだめな部分は明確にしつつ、それでも愛すべき箇所を伊藤氏しか書けないだろう視点で書いてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月04日
伊藤計劃三冊目。
デビュー前に「スプークテール」という著者自身が運営していたウェブ・サイトにアップされた映画に関するレビュー全51作をまとめたもの(「今月のまとめ」としてまとめて紹介された作品も勘定にいれた)。
僕自身はそれほどに映画に詳しくはなく、かといって全然見ないわけでもない、まぁそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月21日
映画評にいきつくまでの、キャスト紹介・ストーリー・関係者話もろもろのウンチクやら派生話がごちゃごちゃしていて、それがとても鬱陶しくておもしろい(笑)
自分にとってそれは、伊藤計劃氏との出会いでもあり、また急逝した友人ヲタクとの再会にも感じたからだった。
エンターテイメントでなければ映画ではない!と...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月11日
伊藤計劃さんの映画評本。
『エヴァより〜』とか『エロゲーのシナリオより〜』の様に
作品を褒めるのに他の作品を引き合いに出す言い回しが気になる
『君の言いたい事は良くわかる!
でもそういう言い方は良く無いよ!』と…
共感できる部分も含めてなんか我を見ているようで
読んでて気恥ずかしい一冊;
...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月03日
伊藤計劃 の作品が大好きなので、映画評というのも読んでみたくなったので。
評論文もとてもおもしろかった。
収録されている映画は見たことのないものがほとんどだったけど、実際に映画を見たくなった。
作者の目的が完全に果たされている…。
映画好きだというのも、ばしばし伝わってきた。
どんなジャンルの文章...続きを読む
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