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Posted by ブクログ 2016年09月14日
推理小説はふたつの効用がある。一つは、頭の体操のクイズ雑誌が根強く売れるように、娯楽として大きな需要があるので利益が見込めるということだ。一つは、犯人を特定するためにはその周りの風俗・社会状況を詳しく描かなければならないから、対象の周りに興味のある読者ならば格好の解説書になるということだ。
世の中...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月15日
名探偵:宮澤賢治
ワトソン:藤原嘉藤冶
ケンジ、カトジと呼び合う。
『ながれたりげにながれたり』
『マコトノ草ノ種マケリ』
『かれ草の雪とけたれば』
『馬が一疋』
短編が4編。
2編めは、ええっ、宮澤賢治なのに血腥い!…と思ったけれど…
岩手の風土や、時代の空気、農民の生活事情が丹念に描かれて...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月30日
宮沢賢治のことについては、大して知らない。雨ニモマケズ…からすると、すごく我慢強い人なのかなと思う。そんな宮沢賢治を主人公とした探偵小説。本当にこの本のような性格だったかは置いておいて、素朴でとても優しい。ただ謎を解決して終わるのではなく、犯人たちの生活、その後のことまで考えて推理しているので、やは...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月01日
登場する宮沢賢治の人物像は、イメージ通りだった。犯行の手口も無茶な事はなく、納得感があった。でも、没入感があまりなかった。
なんでだろうか?主要キャストが2人だけなので話の広がりがなかったのかな?
お父さんとの確執、妹とのエピソードなどもっと書ければ盛り上がったんでは。短編だからスペース的に難しいと...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月11日
宮沢賢治探偵登場の巻。
最初のお話が、日常の謎系だったので、そういう謎ばかり
だと思ったら、首なし死体まで登場でのけぞった。
ワトソン役のカトジさんとの関係がほのぼのしていて
微笑ましい。
賢治の作品からインスパイアされてるようなので、
詳しい方が楽しめるのかなと思うけど、知らなくても
のんきに読む...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月01日
宮澤賢治が探偵役、友人の藤原嘉藤治がワトソン役になって難事件を解決する連作短編集。どの話にも宮沢賢治の詩、岩手の名所や文化財、賢治ファンがニヤリさせられる小ネタが用いられており、なかなか面白いパスティーシュに仕上がっていると思います。
豪快な物理トリックは実際に成立するかは微妙なところですが、この手...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月30日
近代日本文学作家が探偵として活躍するシリーズはちょくちょく見かけるけど、とうとうあの宮澤賢治が探偵役の物語が! ということで勇んで手に取った。日常の謎を中心にするのかと思いきやなかなかに重たい展開だったので初めはちょっと面食らったけれども、当時の世相や地方の風物を的確に織り込んであると思う。当時最先...続きを読む
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