宙返り(上)

宙返り(上)

859円 (税込)

4pt

3.8

「後期大江文学の臨界点」――いとうせいこう急進派による無差別テロ計画を知り、実行を阻止するためにテレビで「すべては冗談でした」と棄教を宣言した新興教団の指導者・師匠(パトロン)と案内人(ガイド)――10年後、ふたりは若い協力者とともに活動を再開する。だがその矢先、案内人が元急進派に殺され、事態は急変する。 希求する魂のドラマを描く、感動の長篇小説。

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宙返り のシリーズ作品

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  • 宙返り(上)
    859円 (税込)
    「後期大江文学の臨界点」――いとうせいこう急進派による無差別テロ計画を知り、実行を阻止するためにテレビで「すべては冗談でした」と棄教を宣言した新興教団の指導者・師匠(パトロン)と案内人(ガイド)――10年後、ふたりは若い協力者とともに活動を再開する。だがその矢先、案内人が元急進派に殺され、事態は急変する。 希求する魂のドラマを描く、感動の長篇小説。
  • 宙返り(下)
    859円 (税込)
    心傷ついた女、障害を持つ男、信心篤(あつ)い無垢な者……師匠(パトロン)達は四国の森に根拠地を作る。だが棄教で一度芽生えた不信感は拭い去れず、グループ間の対立も燻(くすぶ)り続ける。やがて悲劇の予感と共に教団再建の大集会が始まり、師匠は「新しい人」に全てを託す。 再生と救いを追究し、“魂のこと”を求め続けた大江文学の集大成。

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宙返り(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年08月17日

    長かった。長い道のりだった。しかし、大江健三郎はこのくらいの、ある程度の長さがなければ醸し出されないものがある気がする。だから、この長さは半ば必然的な長さだったのだと思う。途中、面白くて面白くて、一回休憩入れないと駄目だ、勿体無いわ、と思って、休憩入れてまた読んで、というのを繰り返しながら。大江作品...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月13日

    個性を持ったキャラクターがしっかりと配置されていて、ストーリーも飽きさせない。20世紀末の漠然とした不安を顕在化させてやる!と思った人がいてもおかしくないのではないか、と訴えるよう。
    おそらくオウム真理教を下敷きに、いやきっかけにこのような集団は本当にいたんではないかと思わされる。それぞれのキャラク...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年12月31日

    大江健三郎を語りたくって読んでみた。初期からはじまり晩年へとつづく大江作品は多数出版されていて、過去に短編集を読んだ程度だったので、今回は晩年作品の長編『宙返り』に挑戦してみた。レビューは下巻で

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年09月30日

    "上下巻合わせての感想です。

    ある少年(育男)と少女(踊り子(ダンサー))が、奇妙で劇的な出会いをする場面から始まる。その場に居合わせた国際的に活動する画家木津と、少年と少女の3人が15年後に再会し、踊り子(ダンサー)がある教団の指導者(師匠(パトロン)と案内人(ガイド))の住み込みの秘...続きを読む

    0

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