日本回帰と文化人 ――昭和戦前期の理想と悲劇

日本回帰と文化人 ――昭和戦前期の理想と悲劇

1,595円 (税込)

7pt

3.0

西洋文化を旺盛に摂取しつつ繁栄を遂げてきた近代日本は、昭和期に入ると急速に「日本回帰」へと旋回する。そのうねりのなかで文学者や思想家たちもまた、ときにそうした運動の主導者となっていった。和辻による日本古典美の称揚、保田らの「日本浪曼派」、北原白秋や斎藤茂吉の戦争詩歌、そして三木の東亜協同体論や京都学派の「世界史の哲学」――。戦後タブー視されがちであったこれらの作品を、当時の時代状況や彼らの内的論理に注目しつつ読み解き、「日本的なもの」の核心に迫る意欲作。

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日本回帰と文化人 ――昭和戦前期の理想と悲劇 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年09月10日

    戦前の文化人、小説家、哲学者、詩人が戦意高揚の声を上げ、それが「日本回帰」ということで説明される。必ずしも戦争賛成というわけではなかったが…戦後抱えることになった懊悩で戦後も「日本回帰」の努力を続けた人たち。読んでいく中で、白秋、朔太郎、達治、光太郎、折口信夫(釈超空)、茂吉たち実に多くの詩人たちが...続きを読む

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