新ジャポニズム産業史 1945-2020

新ジャポニズム産業史 1945-2020

ヨーロッパを席巻した北斎、歌麿の19世紀末ジャポニズム。
いま、宮崎駿が、エヴァが、ポケモンが創り出す新ジャポニズム
が世界を魅了する秘密とは?

東京在住のアメリカ人ライターが描いた「夢の国」
のクリエーターと消費者の物語。

「バブルの崩壊、政治的カオス、若年世代のバーチャル逃避など、日本が数十年早く経験した現象がいまや他の国にも起きている。日本が作ってきたのは、単なる製品ではなかった。これまでになくつながっているかと思えば、これまでになく孤立する奇妙な新しい世界を旅するためのツールだった。日本のクリエーターと消費者は単なるトレンドセッターではなかった。先進国が迎えた晩期資本主義世界で、彼らは未知の領域のすこし先を歩いていたのである。」(本書序章から)

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新ジャポニズム産業史 1945-2020 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年02月04日

    サブカル現代史小説といった感じ。小菅のジープやカラオケ、ウォークマン、Kawaiiとキティちゃん、アニメそしてゲーム。それぞれ社会的ヒットとなったモノについて、その時々の時代的背景を鋭く解説しつつ、その生みの親や渦中の人と情熱にも丁寧にスポットライトをあてる。サブカルという側面から戦後史を楽しくなぞ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月18日

    各章の主題がときに相互に絡み合いながら、周辺分野にも十全に触れられている。
    戦後日本から連なるポップカルチャーとそのクリエイターの物語を仔細に語りつつ、
    外側から見た日本文化、そしてそれが波及した海外文化のありかたなどは幼少期から日本文化に親しんだ著者の視点に依拠する部分も大きい。
    それでいて、著者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月03日

    竹内まりあの「プラスチックラブ」や松原みきの「真夜中のドア」などの日本のシティポップスが海外に見つけられた、という話題に触れると、なんだかうれしいような気がします。YouTubeでいろんな国の人がとても上手な日本語で「♪私のことを本気で愛さないで♪」なんて歌っているのを見ると、こっちだって単なるリス...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月13日

    <目次>
    第1部  1945年の敗北
     第1章  ブリキの玩具~小菅のジープ(1945年)
     第2章  アニメ誕生~アニメ(1963年)
     第3章  みんなスターだ~カラオケマシン(1971年)
     第4章  かわいい~ハローキティ(1975年)
     第5章  持ち歩く音楽~ウォークマン(1979年)
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月19日

    日本人が日本人向けに作ったプロダクトが、世界に受け入れられていく過程が読める。日本人が世界向けに作ったプロダクトがなかなか受け入れられない現状を照らして明らかにしてくれる。

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    Posted by ブクログ 2021年10月24日

    ポップカルチャー、サブカルチャー史ではなく
    産業史か
    そうか
    こういうの日本人ではなく海外の方が書くと面白いな
    楽しめた

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