余命一年、男をかう

余命一年、男をかう

1,562円 (税込)

7pt

※この作品には販売期限があります。2024年05月14日を過ぎると販売を終了致します。

幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。医師は早めに手術を進めるも、唯はどこかほっとしていた――「これでやっと死ねる」。
趣味とはいえ、節約に節約を重ねる生活をもうしなくてもいい。好きなことをやってやるんだ! と。病院の会計まちをしていた唯の目の前にピンク頭のどこからどうみてもホストである男が現れ、突然話しかけてきた。「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」。
この日から唯とこのピンク頭との奇妙な関係が始まる――。

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余命一年、男をかう のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年05月05日

    面白い。
    重めのテーマなのに、語り口が軽いし飄々とした登場人物たちのおかげでどんよりせず楽しく読めました。

    こんな良い男いない。
    こんな風に進まない。
    分かってるのに、なんか起こりそうな話でどんどん読んじゃう。

    読み終わったら、楽しく生きていこう!って思える。

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    Posted by ブクログ 2023年11月04日

    節約は最高のエンターテイメントであり暇つぶしの片倉唯。1ページ目からゆいぴの節約生活に釘付けでした。
    健康診断の精密検査で訪れた病院で、ホストのリョーマと出会い、怒涛の展開が繰り広げられるが、テンポがよく進んでいくので、どんどん読み進む。
    「人生は楽しくなきゃ、生きてちゃいけないの?」
    なんの楽しみ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月29日

    意固地、天邪鬼、真面目。
    自分を守るために鎧を身に着けていた彼女が、甘えたい気持ちや本当は誰かに殻を破ってもらいたい気持ちを少しずつ認めていったり降参していくような話だった。

    どんな始まりであってもいいしきっかけや理由なんていちいち誰かに話す必要もないし、当人たちが思う「幸せ」を手にすればいい。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月15日

    タイトルからは
    全く想像できない展開で、一気読み!

    主人公、唯の守銭奴ぶりや、
    突拍子もない
    振り切り方をするところ、
    物事を俯瞰してみる癖があるところ、
    私と似てる!

    唯の視点、
    瀬名の視点、

    それぞれ別の章で綴られていて、
    先に唯の気持ちに寄り添って読み進めてきた後に、
    え?瀬名はそんな風...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月13日

    早くも今年一番かもしれない。

    私が独身だったらあったかもしれない未来。
    映画のようには行かないけれど。ゆいぴの気持ちがよくわかる。

    ピンク頭で脳内は兼近再生されたけれども。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月10日

    題名どおり。

    いつ死んでもいい 生き続けなくてはならないのか
    そんな感じの唯だから
    ガン宣告を受けても治療はしない。
    残りの1年 ぱーっとお金使っちゃお

    それなのに、治療してしまって、3年過ぎてもいきている。
    ほんとに激痛だと生きたい!と思うより
    もう ラクにしてくれって思うだろうな。
    上の子を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年05月09日

    なんとなく『セクシー田中さん』を思い出してしまった。二人の女性に共通するのは自己肯定感の低さかな。自分には魅力がない、ひっそりと目立たず静かに生きていきたいという感じが似ている。
    この話の主人公、唯は使えるお金を相当持っていること、そして子宮がんと診断されていて未治療のまま死のうとしていること、が違...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年05月01日

    賞を取って、評判はいいと聞いてはいたので、書店で手に取り、ソファーに座ってそのまま読み耽ってしまい(そういうことのできる書店なので)、責任をとって購入。この書店以外では購入することはなかったかも。こういうシステムもいいですね。ただ、読むだけ読んで本棚に返す客もいるだろうけど。

    評判通りの面白さで一...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月18日

    山本文緒さんの闘病日記である「無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記」の中で紹介されていた本というきっかけで読んでみました。
    昨年末、義父を癌で亡くしてかなぜか縁あって癌に関する本をフィクション、ノンフィクションともに読む機会が増えています。

    なかなかぶっ飛んでいる主人公ですが、芯が通ってい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月02日

    吉川トリコの余命一年、男をかうを読みました。
    主人公はアラフォーの事務員の唯。趣味は節約と貯蓄。
    爪の先に灯りを灯すように節約をして老後に備えています。
    病院に診察に行ったらまさかの癌。
    余命一年と言われます。
    ホールで支払いを待っていたら頭がピンクの見知らぬホストに、金を貸してくれて言われてカード...続きを読む

    0

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