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Posted by ブクログ 2024年02月18日
震災で起きた悲惨だったり葛藤をありふれた日常の様に淡々と描かれていて、それぞれにとってありふれた日常は決してありふれていなくてその人だけの二度とない日常なんだろう、と感じた。
と、あとがきを読む前に感想として書いたのだけど、あとがきでも「この作品は「震災もの」ではない。だれかの日常であり、あなたの日...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月17日
みんなが声に出したいけれど、世間の目もあるし声を出せなかったこと。
それを優しく諭してくれるような心地にさせてくれました。
「震災」が起こり、自分も怖い思いをしたり普段通りの生活ができなくなる。
コロナだってそうかもしれない。
でもニュースを見ればもっと不幸な人たちもいる。
もっとつらい思いをし...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月21日
全くどんな内容かわからず読みはじめたが一気に読んでしまった。
同じ著者の作品うたうおばけも読んだが、友達との会話が素敵すぎる。現代風に言うとエモいとでもいうのだろうか。ちょっとカッコつけだなとも思う。自己肯定感高そう。
そして著者の写真のほんわかイメージとのギャップ。
友達になりたい。どこかそんな親...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月12日
震災について思うとき、必ずついてまわるうしろめたさみたいな思い。
私(なんかでも)も感じていました。
何をどう感じどう思うかは自由。
感情まで蓋をする必要はないのではないかと思わせてくれました。
(最近読んだ朝井リョウさん著作に通じるものがありびびっときた)
誰かから与えられた役割や責任を背負いこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月08日
読書をすることのひとつの意味って、誰かの痛みを完全に理解することなんて出来ないと知ることだと思う。
人それぞれ違う場所に痛みを持っていて、それを知ったつもりになるのはとても傲慢で、自分の言動でふいに傷つけることもあると知ることだと思う。
生きていると、忘れられない、この先ずっと抱えていかなきゃなら...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月15日
わたし…傷ついていたんだ_
東日本大震災から10年…
当時 盛岡の高校生だった主人公をはじめ
震災を経験した人たちの記憶や想いを辿っていく物語
小説なのに エッセイを読んでいるような感覚で
くどうれいんさんの飾らず真っ直ぐなあとがき含めて素晴らしい作品でした_
“被災者”だけど 被災者じゃない...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月28日
東日本大震災のときに、盛岡で高校生だった伊智花の約10年。
震災から間もない頃のもやもやから、
成長しながら出会う、震災を経験したひとびと。
大きな被害を受けた人もいれば、
直接的な被害はなかった人もいるグラデーション。
何も失わなかった人は、申し訳無さを感じて
震災について語れない人も実際たく...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月06日
すずめの戸締まり鑑賞後に読みました。
まだ昨日のことのように苦しむ人が身近にいる環境なので、10年経ってみんな忘れたよね!思い出そう!みたいなメッセージが非常に苦しかったです。
ああ、私は取り残されているんだなと。
なので、あの映画よりも震災に関する触れ方は、とても好ましく感じられました。
直接...続きを読む
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