香港・濁水渓 増補版

香港・濁水渓 増補版

1,100円 (税込)

5pt

4.7

「類稀なる傑作。私たちの甘さを根底から容赦なく揺さぶってくる」(東山彰良氏「解説」より)

金だけだ。金だけがあてになる唯一のものだ――。
戦後まもない香港で、故郷を捨てた台湾人たちがたくましく生き抜く姿を描き、一九五六年、外国人初の直木賞受賞作となった「香港」。日本統治と国民党の圧政のもと、ある台湾人青年が味わった挫折と虚無を主題とする「濁水渓」。著者の青春時代が結晶した代表作に、作家デビュー当時を回顧した随筆「私の見た日本の文壇」を増補した新版。〈解説〉東山彰良

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

香港・濁水渓 増補版 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    【香港】
    台湾を追われた人間が香港で極貧生活をしながらチャンスを掴んでいく話。儲けて這い上がれるなら汚い事も厭わない。中華的な金儲け思考をリアルに感じることができる。

    【濁水川】
    日本留学していた台湾人学生を通して戦時中から戦後にかけての日本、中国、台湾の様子を知ることができる。
    日本は台湾でもそ

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    濁水渓
    いや〜傑作…。東山彰良氏の解説にて「作家として生き、言葉に焦がれ、作家として死んでいこうとしない者が書いた小説など、その良し悪し以前にまったく読む気になれなかった。」とあり、その気持ちに私も深く同意するものの氏同様、偏見を持つばかりに傑作を見逃す危険性を私も改めて認識した。
    政治信条を失い金

    0
    2022年11月21日

    Posted by ブクログ

    1956年の直木賞受賞作品「香港」と1954年の候補作「濁水渓」収録。
    まず、増補版の表紙が秀逸!フォント、写真、デザイン、どれも好き。
    諦念と虚無‥‥「儲けの神様」の起点がここにあった。

    0
    2024年02月13日

香港・濁水渓 増補版 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

邱永漢 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す