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Posted by ブクログ 2024年01月25日
冒頭、藤原道長の「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」を引用し、著者はこう言う。「これほどまでに栄華を極めた道長は、周囲の貴族から怨みや嫉みも大いに買っている自覚があった。その上、病気がちで精神的にも脆弱だったこともあり、非常にモノノケを恐れていたのである」(「まえがき」より)...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月05日
もののけ・幽霊・妖怪。現代ではこれらの語はほとんど区別なく用いられているけれど、語の歴史を遡っていくと、古代、中世、近世とそれぞれの時代で意味が異なることを豊富な史料を元に明らかにされていてもう圧巻!すごい…これがプロの研究者の仕事…(ごくり)
中でも面白かったのは碁や双六がもののけの調伏に用いら...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月27日
遥か昔、恐ろしい存在であった「もののけ」が時代の移り変わりの
中で、どう変容していったかを豊富な史料から解き明かす。
序章 畏怖の始まり
第一章 震撼する貴族たちー古代
第二章 いかに退治するかー中世
第三章 祟らない幽霊ー中世
第四章 娯楽の対象へー近世
第五章 西洋との出会いー近代
終章 モノノ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月26日
もののけと一口に言っても、色々と歴史的に見ると変わってきているんです
新書という内容にも関わらず、膨大な資料のレビューをされている(ここらへんは中公は新書といえどさすがの重厚感)
他方で、「モノノケ」にかかる歴史資料のレビュー的な要素が強く、あまりこの分野に精通していない自分からすると結構文献自体が...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月12日
<目次>
序章 畏怖の始まり
第1章 震撼する貴族たち~古代
第2章 いかに退治するか~中世
第3章 祟らない幽霊~中世
第4章 娯楽の対象へ~近世
第5章 西洋との出会い~近代
終章 モノノケ像の転換~現代
<内容>
「もののけ」を日本史のなかでたどりながら現代まで俯瞰したもの...続きを読む
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