絶望死のアメリカ――資本主義がめざすべきもの

絶望死のアメリカ――資本主義がめざすべきもの

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作品内容

「調査の過程で、中年の白人アメリカ人の自殺率が急速に増えていることがわかった。…驚いたことに、中年の白人の間で増えていたのは自殺率だけではなかった。すべての死因による死亡率が増えていたのだ。…もっとも増加率の高い死因は三つに絞られた。自殺、薬物の過剰摂取、そしてアルコール性肝疾患だ。私たちは、これらを「絶望死」と呼ぶことにした。…絶望死が増えているのは、ほとんどが大学の学位を持たない人々の間でだった」(はじめに)「私たちが望むのは、死のエピデミックの純然たる恐ろしさ、そしてレントシーキングと上向きの再分配が生み出した極端な不平等に向き合うことで、これまで長く考えられてきた数々の構想が実行に移されることだ。その時はとっくに訪れている」(最終章)アメリカ労働者階級を死に追いやりつつある資本主義の欠陥を冷静に分析し、資本主義の力を取り戻す筋道を提示する。

カテゴリ
ビジネス・実用
ジャンル
ビジネス・経済 / 経済
出版社
みすず書房
ページ数
352ページ
電子版発売日
2021年01月18日
紙の本の発売
2021年01月
サイズ(目安)
3MB

絶望死のアメリカ――資本主義がめざすべきもの のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年05月02日

    世界的に見ても死亡率が低下する中で、中年白人の死亡率が上がっている。
    医療やその他の生活環境が改善されているはずなのに、何が起きているのか。
    トランプ支持の基盤理解もできる。

    アメリカの低学歴労働者を取り巻く問題の原因を検証しながら絞り込んでいく過程もとてもよい。
    日本でも同じことにならないように...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月19日

    自分の浅はかな理解では、米国では、労働者階級の白人中高年の死亡率が高くなっている統計データを元に、白人の下流階級がいかに悲惨で、彼らが収入だけでなく自己評価も苛まれている状況を映し出す。
    彼らは自殺率が高いだけでなく、薬物依存、アルコール中毒のような緩慢な死亡も多い。
    つまり、自殺に至るまでの絶望感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月26日

    高卒と学卒の間で格差が広がっている。
    高卒は(特に白人)、学卒にくらべアルコール依存、薬物依存、自殺する割合が多い。この3つを絶望死という。
    対策として、オピオイド、医療、コーポレートガバナンス、税と給付策反トラスト、賃金政策、レントシーキング、教育がある。
    オピオイド、過剰処方へは、代替医療を検討...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月23日

    今世の中で数々の議論がある中の、その基本となるようなデータについて。
    「貧乏人の経済学」なども一緒に。

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    Posted by ブクログ 2021年05月10日

    本書で書かれている事柄には、アメリカ特有だと感じさせることも多いが、資本主義の構造的な変化は日米に共通するものだ。
    絶望死へ向かう人々が生み出したのがトランプだとすれば、彼は異端ではなく極めて正統な大統領だったのかも知れない。
    金が上へ上へと流れていく、それは資本主義として当然のことなのかも知れない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月27日

     "絶望死"、ショッキングなワードである。
     
     一般的には、社会が裕福になると、平均寿命は伸び、死亡率は低下する。ところが、中年の白人アメリカ人の死亡率が増えていることを著者たちは知る。しかも増加率の高い死因は、自殺、薬物の過剰摂取、そしてアルコール性肝疾患の3つであった。これ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月19日

    薄いと思ったのに、凄い濃密な論理の展開だった。なるほど、ノーベル経済学賞受賞を受けているのが当然。
    21Cの2割が過ぎ、今世紀の資本主義国家の夕暮れを感じさせつつも、薄暮を思わせるエンディング。疲れた読書だったが、方策は論じられぬものの、シナプスが少しできた感じ。

    アメリカ トランプ政権時に感じた...続きを読む

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