アフリカ 動きだす9億人市場

アフリカ 動きだす9億人市場

ビジネス・実用
2,420円 (税込)

12pt

現代の“新大陸”に潜む莫大なビジネスチャンス

いま急速に成長している巨大な市場――アフリカ。本書は、増えつづける9億人の消費者を擁するこの新たな市場の可能性を浮き彫りにする。

衣食住のニーズから金融、通信、メディアに至るまで、あらゆる機会をとらえて市場を開拓する起業家たち。コカ・コーラ、タタ、P&G、ノバルティス、LG電子など、世界各国から続々と進出する企業や投資ファンド。アフリカに急接近する中国・インドはじめ各国政府。さまざまな動きがこの大陸を劇的に変えつつある。社会的・政治的な数々の問題にもかかわらず、ビジネスチャンスは豊富に存在するのだ。これまで見過ごされてきた巨大市場の可能性と、新たなビジネス・経済の姿が見えてくる。

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アフリカ 動きだす9億人市場 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アフリカ市場がどのような市場であるか、様々な起業家・経営者の話を書き綴っている本です。

    ☆5にしたのは自分がアフリカ経済について余り知らなかった為、私にとっては非常に有用だったからです。内容自体に関しては、知っている人からすれば大したことはないのかも知れません。実際は☆4.5程度の評価だったと思います。何度も読み返すものでもないですが、知識として確実に仕入れておく必要がある内容でしょう。

    簡潔に纏めると。

    アフリカ市場は世界10位の規模を持つ経済圏であり、現在急成長中、中国やインドの企業、欧米の企業も続々と参戦している。海外からの投資も順調に増え続け、人々の富は確実に増えている。電話線が普及していない為、携帯電話の普及率が高く、貸し出しも含めれば人口の多数が使用している他、テレビやラジオも普及している。

    アフリカ1,2,3の階層から構成され、以前は富裕層であったアフリカ1を対象としたビジネスが殆どだったが、アフリカ2の拡大と資産の増加と共に、この下位層を狙うビジネスが増えている。彼らはブランドに強い憧れを持ち、ブランディング化が重要となっている他、生活レベルの向上と共により良い生活に魅力を感じている。

    アフリカ大陸は物流と行った観点からも進出しにくい市場だが、非公式市場の利用や在来小売の組織化によってシェアの拡大に成功しているケースが多い。

    商品市場の他にも電気、水、衛生、空気、航空、インターネットなどのインフラ系などにも多大なビジネスチャンスが潜んでいる場合によっては政府と共同でのビジネスも実施できる。

    また、若い世代が多く、既存概念に縛られない世代が多い。親は子の教育には非常に力を入れるため、教育における機会も存在する。

    アフリカは国内市場だけでなく、莫大な規模の在外アフリカ人からの送金による市場が成り立っている。在外アフリカ人は着実に増え続け、また教育されたアフリカ人の帰国などによっても成長が促されている。

    アフリカ市場は乗り越えるべき課題、ハードルも高いが、非常に魅力的な市場として成長している。

    と言う感じの話だったかな。まぁ細かい話は色々載ってます。

    0
    2011年06月05日

    Posted by ブクログ

    いつも接しないアフリカに対する考え方が深くなる良い本。 アフリカの中流階級、9億人と見なすと規模がある、EU/中国との関係、などしれば知るほど面白い。

    0
    2011年02月16日

    Posted by ブクログ

    ★可能性を示す具体例が豊富★インド人の在米マーケティング学者によるアフリカの市場分析。アフリカにいち早く進出したのにはインド人が多いのは、発展の経緯を身をもって知っているからという趣旨は説得力がある。とにかくアフリカでのビジネスの具体例にあふれているのがすばらしい。販売網を整備することで市場を「組織化」する、有線をすっ飛ばし携帯電話がテレビや決済まで手掛ける(いつも不思議なのだがこうした新興国では料金をどうやって払っているのだろう)、ノリウッド(ナイジェリア)の隆盛(といっても映画館ではなく、レストランのテレビで流れる映画を作る)。さらに気になるのが、在外アフリカ人からの送金。ウェスタンユニオンはマックやスタバやウォルマートの全店舗の合計よりも多いという。送金を含めた経済力という視点は日本では思いつかない。「あなたがあるから私がある」を意味する「ウブントゥ」もキーワードになるのだろう。

    0
    2010年07月03日

    Posted by ブクログ

    アフリカに対する捉え方を根本的に変える一冊だった。どのような分野でアフリカに支援をすると影響があるのかという視点で読んだが、アフリカは支援を受ける国ではなく、貿易の相手国だという認識を持つようになった。
    アフリカは支援の対象の国、ネットやインフラが整っていないという捉え方をしている方にぜひ読んで欲しい一冊。

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    アフリカは施しの対象ではなく、希望に満ちた有望な市場である。
    本書にはそんなことを感じさせてくれる事例がこれでもかというぐらい紹介されています。

    アフリカは起業家精神と援助双方への投資を必要としている。そして、その投資は教育、健康、食料に賢く振り向けなければならない。

    これまでのネガティブなアフリカを吹き飛ばしてくれる本です

    0
    2012年08月01日

    Posted by ブクログ

    本書は、アフリカの可能性を説いた一冊である。
    アフリカはAIDSやマラリアが横行し、政治は腐敗している。例えばジンバブエのインフレ率は2006年に1,000%に達し、借入利率は400~500%とされている。

    しかしこれは、アフリカの一側面を切り取っただけに過ぎないと著者は主張する。アフリカは今まで施しの対象とされてきた傾向にあるが、それは見誤っている。アフリカ大陸全体を合わせたGDPは世界10位であり(2006年時点)、9億人の消費者や起業家、そしてその予備軍がいる。

    アフリカがこれから発展していくポイントとして著者は、主に下記の点を挙げている。

    ・アフリカ2
    →富裕層予備軍とも言い、ボリュームゾーンであるこの人たちを著者はアフリカ2と呼び、この成長がアフリカを支えると言う

    ・組織化、インフラ
    →政治的、経済的な問題からアフリカには基本的な仕組みが整っていないことが多い。例えば中古車市場というマーケットを組織することも必要であるし、基本的なインフラも十分と言うには程遠い。その問題を解決することが大きなビジネスチャンスである

    ・チーター世代(&在外アフリカ人)
    →アフリカ人には、大学を海外で出て、欧米の企業で鍛えられた若者たちが多くいる。彼らの中で、祖国の為に何かできないかと考え、戻ってくる若者をチーター世代と言うという。他にも、在外アフリカ人が祖国に戻って来て彼らが起業することで、新たなビジネスモデルやサービスが生まれる。


    ・エンターテイメント
    →ナイジェリアのノリウッドに代表されるように、水や電気も十分とは言えないアフリカ大陸においても、海賊版も含めエンターテイメントは広がっており、大きな可能性を感じさせる。


    現在、世界の成長エンジンが中国やインドへとシフトしている中で、アフリカも決して無視できる市場では無くなっている。実際、中国やインドはアフリカへの投資を増やしており、そのプレゼンスを高めている。

    また、本書に出てきたグローバル企業は、P&G, LG, Nestle, Samsung, Unilever, Coca-cola等であり、日本企業はほとんど出てこなかった。これは残念な事実であり、目をそむけてはならない現実である。

    他社と同じようにビジネスをしていては、決して突出することはない。
    違うアプローチで、違うことをしていかなければならないし、そのような人材が日本には求められている。

    0
    2012年01月03日

    Posted by ブクログ

    ●内容
    ・「アフリカ」を俯瞰した感じのマーケ本。「中流」層に向かいつつある「アフリカ2」のセグメントに注目。
    ・インド出身の経営学者による「アフリカ」マーケットの分析
    ・インド市場や中国市場とアフリカ市場の成長プロセスが似ていることに注目し、成長分野を語る。

    ●感想
    ・「アフリカン・ドリーム」への言及が素敵。その根源は起業家精神だという。
     “起業家精神は、アフリカで健在なのだ。起業家は問題を解決する。電力がなくなれば発電機を売る。
     金融システムが不安定になれば、為替で稼ぐ。雇用がなくなれば、道端に雑貨店を開く”
    ・セールスの視点にも通じるのだが、「何もない」状態を「大きな商機」と捉える見方もこのマインド。
     自分が靴のセールスマンだったとして「誰も靴を履かない村」に行ったとき、絶望するかそこに商機を見るか、という違い。

    0
    2011年12月04日

    Posted by ブクログ

    仕事の関係でざっと読破。よんだBOP/アフリカに関する資料てきな書籍の中では、一番興味をそそられる内容だった。援助の罪悪、各国の事情に合わせて、何よりも商魂たくましいお国柄が印象的だった。
    ビジネスにおいてのポジションと、起業マインドを併せ持つ国民性は、今後すごいパワーを秘めているんだろう…と素直に感じさせられた。かつての日本もそんな感じだったのかな?

    0
    2011年03月30日

    Posted by ブクログ

    知っていることと、知らないこと。
    知っていると思っていても、実は知らないこと。
    正しいこと、正しくないこと。ルールがあるもの、ないもの。
    結局は、自分を信じるしかないけど、知らないことがあることも知ろう。

    0
    2011年04月13日

    Posted by ブクログ

    ゼミ選考課題の所感文のために読んだ本
    以下その時に書いた所感文

     本書では序文で、貧困、紛争、政治腐敗などの悪いニュースに表象される「施しの対象」という世界中の多くの人々がアフリカに対して持っているイメージがアフリカの成長を阻害している最大の原因であるとして大きく否定し、大陸全体で9億人という人口に基づく巨大消費者市場の大きさ、優秀な起業家やビジネスリーダーをアフリカの真の富であると強調している。インド出身でマーケティングのコンサルタントを務めている著者が、自国の現在の経済成長とアフリカの近い未来のそれを重ねつつ、アフリカ経済の勃興を期待している。そのことを大前提とし、第一部ではアフリカ大陸の市場における可能性や携帯電話や金融の急速な発達を含む現況、アフリカの市場を担うとされるセグメントなどを具体的に統計などの値を用いて説明している。第二部では第一部で挙げた現況、課題などを踏まえた上で、その要因となっているものは何か、更なる成長には何が必要か、ということを各アクターや業種、要因ごとに細かく分類して解説している。それらをヒントとして位置づけ、読者にアフリカにおいてどのようなビジネスチャンスが考えられるかということ主体的に考えることを促すような構成となっている。

     本書の素晴らしい点は、貧困やインフラの脆弱性といったアフリカに内在する深刻な課題に対するアプローチ法である。単にそれらの原因や解決法を述べたり、市場における影響は小さいということを強調したりするのではなく、その課題によって生まれる新たなニーズを起業家にとってのビジネスチャンスである点に焦点をあて、実際に実例も示していることである。例えば、停電が頻繁に起こる地域では家庭で食事を調理することが困難であり、外食産業の需要増が起きていることを示している。もちろんソーラー発電、風力発電などの需要の急増は言うまでもない。これらは本書に示されている実例の一例に過ぎない。本来ならば“害”である部分を起業家やビジネスリーダーがイニシアティブを取り、利益をあげることのできる機会であるということを証明している。また、上で述べた通りアフリカの更なる成長には何が必要か、可能性はどこに存在しているのかということを市場はもちろん教育、在外アフリカ人の存在などあらゆる側面から説明している。一つ一つの側面からの視点の深みを多少は犠牲にしつつも、アフリカ大陸の可能性の全体像を多面的に捉えることを可能にしている。アフリカ市場に関してあまり詳しくなく、アフリカに対して負のイメージを持つ者にとっては、アフリカ市場に関して広く浅く学ぶ入門書としても新しい真実を知るという意味にしても、読むに非常にふさわしい本であるといえる。

     しかしその一方で、アフリカの消費者市場、経済の発展を考える上で無視できない事柄に対していくつか不十分な点があると感じた。確かにアフリカ大陸がもつ深刻な課題を、利益を上げることのできるチャンスであることを示している点は素晴らしいが、その課題によって引き起こされる負の部分があまりにも軽視されている。例えば、内戦、紛争によって引き起こされるビジネス上の損失に関する記述などは皆無であった。全ての課題において、あくまでも一部の起業家にとってのチャンスであるということが強調されているような印象を受けた。インドの経済成長とアフリカのそれと重ね合わせている以上、インドに少なからず内在する深刻な課題とも重ね合わせてもいいのではないかと思う。良くも悪くもアフリカの光の部分のみに焦点を当てているのだ。またアフリカの消費者市場の可能性が本書のメインテーマとなっているが、すべての消費者層に注目して話を進めてはいない。アフリカ大陸の上中流階級の直下の層を急成長している消費者層(アフリカ2)として、そのアフリカ2の消費傾向などを重点的に述べ、企業はその消費者層に対してどのようなアプローチを取るべきかが詳細に書かれている。しかし、私はアフリカや開発問題を語る上では最下層(アフリカ3)の消費者層にも焦点を当てるべきであると感じた。その消費者層に企業が進出できる可能性を述べ、いかにして官民協働で最貧困層にアプローチをするのか、できるのかという開発的な内容も入れ込むべきであった。さらに、アフリカ大陸と他地域、他国の関係に関する説明はほとんどなされていない。アフリカの消費者市場、つまり内需の大きさを説明することが本書のテーマとなっている上では仕方のないことではあるが、今日の「フラット化している世界」において内需の大きさのみを述べて、今後急成長するであろうと結論づけることは可能であるのかという点は非常に疑問である。中国やインドにおける経済の急成長は当然大きな人口を背景にした内需の大きさに依るところも大きいが、それ以上に他国への輸出志向型産業の成長がうまくなされたことに依るところが大きいのではないのであろうか。メインテーマからそれてしまうが、消費者市場の可能性を語った上でさらに、アフリカ企業がいかにして旧宗主国などに進出できるのかということも述べるべきである。

     上で挙げた通り、いくつか疑問に思う点があったことも事実であるが、私は本書に対しては肯定的な立場を取っている。筆者が本書を書いた最大の目的は、読者に欧米のメディアが作りだしている「施しの対象である」といったアフリカに対する負のイメージを打破し、援助よりも投資が必要であるということを訴えることである。それに関しては私を含めた多くの読者には強くなされていると思われるからだ。本の上から飛び出し、実際にアフリカを訪れて現状を自分の目で確かめることが必要であると強く感じた。

    0
    2010年05月29日

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