無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
自身の身の丈では思いの全ては叶えることが出来ない、抗うことの出来ない運命。日々の生活の中で感じることでもある話であり、長くを見れば人の一生も同じようなものだと思う。この幸せが未来永劫に続けば良いと思う時があるがそれは叶わない話。
ファンタジーであり、ホラーであり、シュールであり、ユーモアでもあり、登場人物は、立場・環境の違いがあり、さまざまな思いや考えから色々な行動を起こすため、それぞれに妙な人間味を感じた。
読む人によって、様々な捉え方、感じ方が出来そうな話だ。私は切ない気持ちになってしまったので次は明るい気持ちになる小説を読もうと思ったが笑、読み終えて、一日一日を大切にして、前を向いて、出来る限り頑張って生きて行こうという気持ちにもなった。とても面白い作品でした。
Posted by ブクログ
本作の読みどころは、日常では「悪」と見做される行為が、日常が崩壊したそばから仕切りを失って主人公の行為に雪崩れ込んでくるところにあると私は感じた。淡々としているところが、逆に凄まじい。だから、主人公と一緒に、自分の倫理観も麻痺していく。報復、暴行、火付、殺人。つくづく、「善行」なんてものは、極めて条件付きの世界でしか航行できないやわな船なんだと思わされる。
ファンタジーノベル大賞は、私の中ではまだ信頼できる賞モノのひとつ。酒見賢一氏しかり、森見登美彦氏しかり。今回もいい感じ。読み手に媚びてない作品は、よい。含みの多さも大いに歓迎できる。地名の消滅、自治体の消滅、死の遠さ、余命宣告を受けた後の生、などなど。掘り下げポイントがさらーっと詰め込まれている。しかも、そういうのを気にしなくても、登美彦氏が言うように十分、読み応えがある作品。
ただ、帯に「ディストピア・ファンタジー」ってあったけど、ディストピア?なのか??そこは何とも言えない。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。