無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
2020年の日本はコロナ一色の、ある種異様な空気に包まれていた――数年後から今を振り返ってみたら、おそらくそう言われているでしょう。テレビでは毎日感染者数を報じ、朝から晩までコロナウイルスの話題を取り上げ続けました。イタリアやニューヨークの惨状を視聴者の目に焼きつけ、「今に日本も同じようになるかもしれない」と恐怖をあおりました。
社会全体が“コロナ恐怖症”に陥り、マスクを着用しない人に非難の目を向けたり、県外ナンバーの車を排除しようとしたり、「人が集まるから」という理由で美しく咲く花を切り落としてしまうことまでしました。しかし、いつまで経っても日本がニューヨークやイタリアのようになることはありませんでした。なぜ、日本は厳しいロックダウン(都市封鎖)もしないのに、欧米のように感染が広がらないのか――世界から不思議に思われました。
著者はこのことに早くから目をつけ、世界の最先端科学情報を解析することで、日本と東アジアの民族には、長年コロナウイルスにさらされてきた歴史を背景に新型コロナウイルスに対しても免疫的なアドバンテージがあるという結論に至りました。
そして、過剰な自粛や行動制限によって経済的に行き詰まるケースが続出している状況に危機感をおぼえ、新型コロナウイルスに関する最新情報と、健康と経済のバランスの取れた冷静な見方を発信し始めたのです。著者の井上正康医師は、長年腸内フローラを中心に病理学や分子病態学を研究し、臨床経験も豊富です。また、専門家のみならず、一般向けにも医療と社会の在り方を考える「現代適塾」を開講。身近な問題を切り口に、医療や科学について、独自の視点でわかりやすく解説しています。
Posted by ブクログ 2021年09月20日
コロナに折り合いをつけるきっかけとしたいと思い、購入しました。本書は、コロナウィルスは4種類あり、日本人が昔からかかってきた風邪の原因ウィルスで、東アジアに馴染み深い土着型ウィルスであると主張しています。そして、日本人は、毎年風邪にかかったり治ったりしながら免疫訓練をしているので、欧米諸国に比べて日...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月15日
ネットで見つけた本ですが、タイトルを見て興味が湧いて読んでみることにしました。感染症等を研究されてきた方の書いた本だけに、書いてある内容に説得感がありました。
現在(2021.2)日本中は、特に私の住んでいて勤務している東京・埼玉県内は二度目の緊急事態宣言が出ていることもあり、新型コロナに対して気...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月22日
この本すごくよかった。
症状も軽く死者数が少ない日本で
なぜここまで深刻化しているのか。
そもそも今回のウイルスはどんなものなのか。
なぜ欧米諸国と日本では症状が異なるのか。
こういったことをきちんと理解することによって
“正しい怖がり方をしましょう”という本。
「こんな異常...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。