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なぜ霊長類の中でホモ・サピエンスだけが、積極的に魚を食べるのか? それは、もともとホモ・エレクトゥスやネアンデルタール人といった「強者」に対抗するための仕方なしの生存戦略だった。だが、人類がアフリカから世界中に拡散していく過程で、その魚食こそが飢えを満たし、交通手段を発展させ、様々な文化を生み出す原動力になった。果たして、魚食は「弱者」ホモ・サピエンスに何をもたらしたのか? 他の霊長類との比較を踏まえ、出アフリカから日本列島へと至る「大逆転の歴史」をベテランの人類学者が鮮やかに描き出す。
...続きを読むPosted by ブクログ 2020年10月21日
人類のユーラシア大陸への拡散は魚食がもたらした?ヒトの魚食の歴史を探求する知的好奇心をくすぐる1冊。
ウシ、ブタなどの家畜、コメやムギ、トウモロコシ、タロイモなど主食となる食物については多くの本があるが、本書は魚食がテーマというおそらく珍しい作品。猿類は基本、魚を食べない。ヒトがどの時代から魚を捕...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月27日
なぜ霊長類の中でもホモ・サピエンスだけが積極的に魚を食べるのか、という帯に惹かれて手にとってみた。
学者さんの作品らしく最初は読みにくいな、と思ったのだけど…なんというかくどいんだよね。「積極的に」というところがミソで例えば干上がった池で魚を拾って食べる猿は確かにいるのだけど…みたいなのが続くとちょ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月01日
★★★★☆としましたが、★★★★★と迷いました。
★★★★★にしなかったのは、若干、看板に偽りあり、という印象を受けたため。
とくに前半は、人類史やヒトの進化の話が中心で、魚食はおまけ程度しか出てこなかったので。
しかしながら、全体を通していえば、人類史やヒトの進化に関する、かなり新しく、それでい...続きを読む
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