安田講堂1968-1969

安田講堂1968-1969

1,078円 (税込)

5pt

3.6

一九六九年一月、全共闘と機動隊との間で東大安田講堂の攻防戦が繰り広げられた。その記憶はいまもなお鮮烈である。青年たちはなぜ戦ったのだろうか。必至の敗北とその後の人生における不利益を覚悟して、なぜ彼らは最後まで安田講堂に留まったのか。何を求め、伝え、残そうとしたのか。本書は「本郷学生隊長」として安田講堂に立てこもった当事者によって、三七年を経て、はじめて語られる証言である。

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安田講堂1968-1969 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年05月02日

    テレビのドキュメンタリーの参考書籍として挙げられていた。
    安田講堂の紛争のみならず、他大学の動向も描かれており、学生運動の導入部としても推薦する。
    安田講堂の紛争の様子は情景が浮かびあがってきて、緊迫した様子が伝わってきた。

    0

    Posted by ブクログ 2014年06月15日

    一人の学生側からみた安田講堂事件。
    佐々淳行の「東大落城」とは違った視点となるので興味深い。

    それでもやっぱりこの時期の学生運動は私にはわからない。
    60年の安保闘争前後の流れはまだ分かるのだが。

    とはいえ著者も言うように、もっと時がたたないと、
    歴史の中でのこの事件の意味は分からないのかもしれ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年01月26日

    現代では考えられないようなあの学生運動が起こったのか。
    その発端から安田講堂事件とその後を学生側から記している。

    学生側からの記述であるため、全体的に偏った物の見方が成されているかと思っていたが、そんなことはなかった。
    他の書籍や証言、資料に基づいた内容であり、事実に基づき正確に記そうとした形跡が...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年09月03日

    後書きにもある
    「この書は、ひたすらに記憶の向こうの事実を確かめようとあがき、もがきした爪あとのようなものにすぎず、その場にいたとしてもただ一人の証言にすぎない。」
    が物語っているように、学生側の視点から見た、ある意味では偏った学生闘争の記録。だからこそ意味があり、読み応えがある。

    0

    Posted by ブクログ 2012年03月12日

    安田講堂に立てこもった一人が,当時のデータをまとめあげ,当時の息吹を伝える.学生運動の意味と意義が語られる.
    日本の教育についての問題の核心にも触れる.大学は今後どう進むのか.

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    東大安田講堂の籠城事件は、私が生まれてからすぐに起こったことなので、オンタイムの話ではないのだが、当時の学生運動は何か心に響くものがある。それはたぶん、今ではこういうことは起きず、参加もできないゆえの、憧れであろうと思う。思想やら方法、また死傷者が出たことはどうかなぁと思う部分はあるが、少なくとも全...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    実際に安田講堂の中にいた筆者の回顧録。一次資料を駆使し、日大と東大の闘争を中心に当時の学生運動を、小説のように生々しく描いた。最初は犯罪告発が政治主張に絡めとられ、理想論の提示が警察と衝突に向かう。補給を考えず、最終的に転覆を意識しない点で革命ではない。特異な若さゆえの衝動が生み出した炸裂の歴史とし...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年04月04日

    [ 内容 ]
    一九六九年一月、全共闘と機動隊との間で東大安田講堂の攻防戦が繰り広げられた。
    その記憶はいまもなお鮮烈である。
    青年たちはなぜ戦ったのだろうか。
    必至の敗北とのその後の人生の不利益を覚悟して、なぜ彼らは最後まで安田講堂に留まったのか。
    何を求め、伝え、残そうとしたのか。
    本書は「本郷学...続きを読む

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