ワトソン力(りょく)

ワトソン力(りょく)

1,540円 (税込)

7pt

目立った手柄もないのに、なぜか警視庁捜査一課に所属する和戸宋志。行く先々で起きる難事件はいつも、居合わせた人々が真相を解き明かす。それは、和戸が謎に直面すると、そばにいる人間の推理力を飛躍的に向上させる特殊能力、「ワトソン力」のおかげだった。今日も和戸を差し置いて、各人各様の推理が披露されていく! ドラマ化もされた『アリバイ崩し承ります』の著者が贈る、謎解きの楽しみが目白押しの本格ミステリ短編集。

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ワトソン力(りょく) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年12月21日

    気軽にどっぷりと本格ミステリにひたれる贅沢な短編集。ワトソン力という設定自体がすでに反則気味に面白い。プロローグ、インタールード、エピローグが個々の短編をまとめる構造になっているのも良かった。どの短編も面白く、特に「雲の上の死」と「探偵台本」が好みだった。続編も楽しみだし、『アリバイ崩し』のようにド...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月27日

    半径20メートル以内にいる人の推理力を上げてしまう「ワトソン力」の持ち主が主人公の連作短編集。
    「ワトソン力」っていう発想!探偵と助手の組み合わせが大好きなミステリファンなら飛び付かざるを得ない能力!

    どれもこれも「なるほど!」ってなる面白さだった。設定がいかされてるというか、短編の面白さもあるし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月27日

    捜査一課刑事の和戸はある日何者かに連れ去られ、地下室らしき一室に監禁された。自分から一定の距離の範囲内にいる人々の推理力を飛躍的に向上させるという特殊能力「ワトソン力」を持つ和戸は非番の時に出くわした事件の関係者が監禁に関わっているかもと考え7つのクローズドサークル事件を回想していく。関係者達が即席...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月06日

    ワトソン力すごい!検挙率10割って!100%って!
    本人が直接活躍できないのは可哀想だが、きっと同僚たちはなんとなく気がついているだろう。
    和戸がいないと冴えないな…と。
    読みやすく、短編なので空いた時間に1話ずつ楽しめた。
    最後のお誘い!光文社の雑誌ジャーロで第2シーズンを書いているらしい。早く単...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月25日

    そばにいる人の推理能力を高める能力を持つ主人公。その能力を刑事として活用していたが、ある日誘拐されてしまう。
    一般人として巻き込まれた事件の関係者が犯人かもと考え回想していく。
    推理能力は高まるが質が高まるとは限らず、また色々な人が推理を披露していく様は多様性に富んでいて面白い。

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    Posted by ブクログ 2021年05月02日

    和戸宋志はワトソン力と称する特殊な能力を持っており、半径20mの球内にいる人は突然推理力が向上する由.7つの事件が出てくるが「探偵台本」が面白かった.どの話も当事者がワトソン力の存在を意識しないで推理を始めるのが、何とも面白い.和戸自身も拘束されており、その犯人を自分自身が推理する構成も楽しめた.

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    Posted by ブクログ 2021年03月26日

    これはアイデア勝利。ストーリー云々より、単純にミステリー魂をくすぐられる。主人公の和戸警部。自身は平凡な脳みそしか持っていないのだが、周囲にいる人間の推理力を飛躍的にアップさせる「ワトソン力」という特殊能力を持っている。非番の時に続々と殺人事件に巻き込まれるが、ワトソン力により見事解決に導かれる。荒...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月16日

    主人公の「ワトソン力」によって周りにいる人の推理力を向上させるという特殊設定が興味深いですし、推理合戦を繰り広げながらワンパターンにならずコンパクトに纏め上げる手腕は称賛に値します。
    ベストは一番設定を巧く利用している【求婚者と毒殺者】です。

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    Posted by ブクログ 2021年02月06日

    ワトソン力とは一体なんだという感じだが
    読み進めるうちに納得。
    最後の一文に新たな展開。
    ぜひ続編が読みたい。

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    Posted by ブクログ 2021年01月31日

    設定が斬新で面白すぎる。
    刑事の和戸は周囲の人間の推理力を飛躍的に高めてしまう特殊能力(=ワトソン力)を持っている。
    そのため彼が事件に遭遇する度、突如として和戸以外の人間が推理合戦を始めるという展開には笑った。
    非常にコミカルで読みやすい連作短編集。
    ぷっと吹き出す推理小説なんて珍しい。

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