谷干城 憂国の明治人

谷干城 憂国の明治人

880円 (税込)

4pt

3.3

坂本龍馬の二歳下に土佐で生まれた谷。幕末期、藩主山内容堂に見込まれるが、尊皇攘夷、倒幕の志を持ち各地を奔走。明治維新後は、軍人として台湾出兵、西南戦争を勝利に導き名望を集める。初の内閣で入閣するも、西欧見聞後、議会の重要性、言論の自由を主張し藩閥政府を批判して下野。以後、貴族院を舞台に日清・日露戦争で非戦論を貫くなど、国家存立のため国民重視を訴え続けた。天皇と国民を深く愛した一明治人の生涯。高知出版学術賞受賞作。

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谷干城 憂国の明治人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     「谷干城」については、名前は知ってはいたが西郷隆盛の西南戦争時に「熊本籠城戦」の指揮官を務めたぐらいの知識しかなかった。
     本書で「谷干城」が、幕末から明治にかけて「陸軍軍人・政治家」としてそれなりに活躍していたことを初めて知ったが、読めば読むほど、明治をもっと知りたくなった。
     「板垣退助」との

    0
    2013年09月01日

    Posted by ブクログ

    坂本竜馬らと同世代で土佐藩出身、戊辰戦争、西南戦争を経て
    華族となり貴族院の長として生涯持論を貫きとおした谷干城を描く。

    作者が強く意識しているのだと思われるが、
    谷の根っこにある信念には維新期より全くブレが無く、
    たえず私の政治を憎み、公の政治を日本にもたらそうとしていた。

    もちろん知識不足や

    0
    2012年03月19日

    Posted by ブクログ

     「封建」「国権」「国粋」「守旧」のイメージ濃厚な谷干城の実像を追求。時に民権派を理解、連携を模索し、足尾鉱毒被害救済に奔走し、日清・日露戦争では消極論・非戦論を唱え、党派的政治への批判を貫いたという。評伝というのはどうしても礼賛調になってしまいがちだが、本書もその弊を免れていない。他の専門家による

    0
    2018年08月16日

    Posted by ブクログ

    『明治立憲政治と貴族院』を読んでから、いつか出るなと期待してました(笑)。谷の立場・思想に著者が寄り添って彼の行動を説明。『明治立憲~』に引き続き、著者の谷像には信念の政治家という印象がありますが、逆に、理想と現実の折り合いがどのくらいついてる人だったのか、その柔軟性が気になっています。

    0
    2011年10月03日

    Posted by ブクログ

    ・谷干城は、(幕末から明治の政治舞台で活躍する人物を追う中)なかなか歴史小説では知る機会が少ない人物だ。
    ・土佐藩の重鎮ではあるが、板垣退助へ後藤象二郎に比べると馴染みが薄い。唯一、西南戦争での熊本鎮台での活躍を「翔ぶが如く」で知るのみだった。
    ・本書を読み終え、彼を武人以上に、筋が通った政治家とし

    0
    2011年04月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    メモ

    保守強硬派の国粋主義者とも言われた「明治人」。名前は、「もののふは盾となり城となる」という意味で戸籍上「たてき」と読んだが、本人や家族は「かんじょう」と読んでいた。土佐藩の学者の家出身。坂本竜馬、板垣退助らと同世代。幕末は藩の中の主義主張の違いが並び立つ中、公武合体の藩主を立てつつも尊王攘夷

    0
    2012年03月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    坂本龍馬の二歳下に土佐で生まれた谷は、幕末 期、藩主山内容堂に見込まれるが、尊皇攘夷、討 幕の志を持ち各地を奔走。明治維新後は、軍人と して台湾出兵、西南戦争を勝利に導き名望を集め る。日本初の内閣で入閣するも、西欧見聞後、議 会の重要性、言論の自由を主張し藩閥政府を批判 して下野。以後、貴族院を舞

    0
    2015年06月30日

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