日本宗教史

日本宗教史

924円 (税込)

4pt

『記・紀』にみる神々の記述には仏教が影を落とし、中世には神仏習合から独特な神話が生まれる。近世におけるキリスト教との出会い、国家と個の葛藤する近代を経て、現代新宗教の出現に至るまでを、精神の〈古層〉が形成され、「発見」されるダイナミックな過程としてとらえ、世俗倫理、権力との関係をも視野に入れた、大胆な通史の試み。

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日本宗教史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    (2024/11/05 10h)

    新書1 冊だけで古代から現代までにおける日本の宗教観を総覧している稀有な本。内容はまとまっていて、過去に学んだ日本史と結び付けつつ楽しく読んだ。

    少ない紙幅ながら、情報はいくつも散りばめられているために、ここからいくらでも掘り下げられる。深掘しては整理するため読

    0
    2024年11月05日

    Posted by ブクログ

    丸山真男が言う歴史を貫く唯一の古層などない。層の重なりがあり埋もれている古層を宗教史を通じ検討する。
    近代における過去の発見は近代に都合の良い古層を作り出す作業であった。古代最大の文献は記紀である。記紀神話は仏教と無関係ではなく影響がある。
    神仏習合は最も深い古層である。集合にはいくつかの形態がある

    0
    2022年06月08日

    Posted by ブクログ

    日本宗教の歴史のイメージをとりあえずふんわりと抑えるという意味において、本書の持っている力というのは絶大だと思う。

    無論、新書という形態をとっている以上、細かいところまでは言及されてはいないし別の見方もあるのだろう。

    けれど、日本における「宗教」概念がどのように形成されてきたのか、そしてどのよう

    0
    2012年09月03日

    Posted by ブクログ

    ふーむ面白かった。
    しかしあれですね。宗教ってわけわかんないですね。(いっちゃった!)
    ただ、現世利益を求めるようになったっつーのは、少なくとも余裕がでてきたからなのかしらと思いました。
    その欲求っていうのもまた、いいんだか悪いんだが…うそ寒い現代を作ったなあとおもいます。

    実感があるからなのか、

    0
    2009年10月04日

    匿名

    購入済み

    欧州や中東では宗教的にはキリスト教やイスラームが絶対的な地位を占めていたが、日本ではどうなんだろうと思って読んでみた。神道・仏教・儒教のシンクレティズムだったというのは当然知っていたが、あまりにも漠然としていたのでその実態を知ることができたという点では良い読書だった。儒教の影響が強くなるのは江戸時代

    0
    2024年10月10日

    Posted by ブクログ

    日本の宗教史が詳しくかかれており、どのような形をえて、現在の日本のかたちなったのかが良くわかる本です。浅く広く宗教史を書いている感じで勉強になりました。

    0
    2024年04月07日

    Posted by ブクログ

    最初と最後が面白かった。丸山眞男の提唱した古層論にたいして、どのように捉えるべきなのか。古層とは、一環的なものじゃなくて、それ自体が歴史的に形成されてきたもの。

    イザナミイザナギの時代の話から創価学会まで分かりやすく説明されてる。
    鎌倉仏教とかキリシタンの話は眠かったけど、大学受験の内容を復習出来

    0
    2023年10月11日

    Posted by ブクログ

    表層に現れず私たちに蓄積されているもの。これらを「古層」というキーワードに当てはめ、日本宗教史を解説。筆者の立場は、日本古来の「古層」は存在ぜず(解明されておらず)、歴史的に作られたものだとする。確かに、古事記や日本書紀が書かれたのは天武朝以降のことであり、それ以前の文字史料はないのだから、その通り

    0
    2023年08月30日

    Posted by ブクログ

    神道だけでなくその他の日本で信仰されたり影響を与えた宗教の歴史をざっとさらっており、しかし新書の丁度読みやすい分量であった。末尾の現代宗教の言及から、日本人が宗教に耽溺していることを危険とし、少なくとも良くは思わないという風潮から現代日本人は曖昧な信仰心を抱き、それが俗に言う日本人の無宗教的思想の根

    0
    2023年06月19日

    Posted by ブクログ

    古代から現代にいたるまでの日本における宗教の歴史をたどりつつ、著者自身の関心にもとづく考察をおこなっている本です。

    著者は、丸山眞男の「古層」の概念に触れて、「古層」は歴史を通して一貫したものとして存在しているのではなく、むしろ歴史のなかでつくられてきたものと考えるべきなのではないかと主張します。

    0
    2020年01月31日

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