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「みなさん、信じられますか! 日本人投手が、今、アメリカのオールスター戦に先発しているんですよ! 信じられますか!」95年のMLBオールスター戦の実況アナウンサーは、立ち上がって興奮気味に叫んだ。この年、野球史が変わった。日本人プロ選手が史上初めて、自らの意志でメジャーリーガーとなったのだ。野茂英雄――彼が日米の野球に与えた影響は計りしれない。また、アウトサイダーで口数少なく、チャレンジ精神に満ちた野茂の人柄は、メジャーリーガーに大きく評価されている。ドジャースの元投手コーチ、ジム・コルボーンは、「成功したのは、そこ(才能)に人格がプラスされたからだよ。才能は、彼の成功のほんの一要因に過ぎないさ」と述べる。本書はこのようなメジャーリーグ関係者の声や、日本にはなかなか伝わらない現地のMLBファンの声も多数掲載する。ベストセラー・ライターによる決定版!
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年05月21日
野茂選手がアメリカに渡った時に、自分は社会人になった。メジャーで投げる姿は神々しいぐらいだった。その舞台裏にあった近鉄やメディアと野茂の闘いが生々しく描写されている。他にも松坂や石井、佐々木らがどれだけ米国で失望されていたか、日本のメディアから映し出された印象とは大きく異なる状況が描かれている。文化...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月21日
ロバート・ホワイティングの野茂投手の伝記本。
野茂投手がMLBへ渡った経緯から初期の活躍の様子とMLBに与えた影響、マイナーへの降格やトレード、後に続いた日本人プレイヤーとの関係、そして引退までMLB日本人プレイヤーのパイオニアとしての彼の活躍を描いています。
彼がMLB挑戦を表明した時のバッシング...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月19日
アメリカから見たNOMOってのがまず興味深いわけで、貿易摩擦や人種問題というのが絡んできます。当時は子どもだからそこがリンクするなんて気づかないわけで。そして、野茂でなければ扉は開けなかっただろうことも記されており、これが重要。待ってれば誰かがやっていたはず、なんてことはないと。逆風の中で挑戦したの...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月14日
2011年出版。野茂の存在感が改めて思い出される。
華々しいメジャーでの活躍に加えて、何度も引退直前の危機を乗り越えた根性。野球規則の抜け穴を使い、自ら日本球団を退団し、単身でメジャーチームと契約したそのチャレンジ精神。野茂の一番のすごさは日本人がメジャーリーグへ渡る橋を架けた功績だ。
野茂が作...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月08日
Speaking of a pioneer who played in Major League Baseball, everyone might think of “Nomo Hideo.”
After he played in Japan for five years, he went...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月24日
改めて野茂の凄さがわかる本。
後半の野球殿堂のところでは否定的な意見が続くが、やはり生で見ていた自分にとっては思い入れのある選手。
改めてその数字だけを見返してみてもメジャーで2000奪三振近いというのはすごいと思う。
中身も日本野球とメジャー共に精通している著者によってやや主観的な文章でつづら...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月05日
松井に国民栄誉賞が与えられるとか。ワールドシリーズのMVPを取りNYの優勝パレードでは史上初めてニューヨーカーが日本人に声援を送った。一般のアメリカ人に最も愛された日本人かもしれない。国民栄誉賞いいんじゃないですか。
では野茂には国民栄誉賞は与えられる日が来るのか?本書の最終章では野茂が野球殿堂入...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月03日
幼い頃からの近鉄ファンである僕にとって、野茂英雄は文字通り「英雄」なのだ。彼の生き様は憧れを通り越し、尊敬せずにはいられない。彼以上に「ストイック」という言葉が似合うアスリートは未だに現れないし、彼のように自分を「自分以上」に見せようと絶対にしないプロスポーツ選手は本当に稀だと思う。
彼のように生き...続きを読む
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