病魔という悪の物語 ──チフスのメアリー

病魔という悪の物語 ──チフスのメアリー

770円 (税込)

3pt

料理人として働いていた彼女は、腸チフスの無症候性キャリアとして、本人に自覚のないまま雇い主の家族ら50人近くに病を伝染させた。「毒婦」「無垢の殺人者」として恐れられた一人の女性の数奇な生涯に迫る。

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病魔という悪の物語 ──チフスのメアリー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の時に発売された理由がわかった。
    付箋をしながら読んだ本。
    これはかなりの勉強になりました。
    知らずに人に病気をうつしている……無症状のコロナ患者さんもいたよね。

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    公衆衛生と個人の自由の問題は難しい.この本はチフスのメアリーとして世界中に固有名詞のように知れ渡った女性個人に光を当て,健康ではあるが保菌者であったために35年間も隔離されて生きたことについて問題提議し.読者に問いかけている.新型コロナウィルスの脅威にさらされている今,切実な問題だ.文章もわかりやす

    0
    2021年02月12日

    Posted by ブクログ

    「チフスのメアリー」症例がステレオタイプ化されてゆく過程をていねいに追ったモノグラフ。今回のコロナウイルス禍をうけて再版されたようだが、たしかに、いま読む意義は大きい。内容はポイントを押さえ、深いが、プリマ—新書のフォームで平易かつ簡潔、コンパクトにまとめられている。

    二〇世紀初頭、アメリカ。移民

    0
    2020年05月31日

    Posted by ブクログ

    本書が初出版されたのは2006年とのこと。某新型ウイルスが猛威を奮っている2021年現在にこの本を知った。まるで予言書のように感じた。しかし読み進めると予言書などではなく、いつだってこの地球には感染症が身近になる可能性はあるということが書かれている。歴史は繰り返すのだ。現代の「チフスのメアリー」に自

    0
    2021年06月22日

    Posted by ブクログ

    「チフスのメアリー」と呼ばれた女性をご存知だろうか。
    メアリー・マローン。1869年生まれ、アイルランド系移民。少女の頃にアメリカに移住し、大人になってからは賄い婦として働いた。料理はうまく、子供の面倒見もよかった。勤め先は何度か変わったが、雇い主からは総じて、よい評価を得ていた。
    だが、37歳の時

    0
    2021年05月18日

    Posted by ブクログ

    近所の本屋さんの特集の中の一冊。
    ちくまプリマーだし気軽に読めそうと購入。

    「病気になった人も一人の人間なんだから、必要以上に責めちゃいけないよ」ということだけど、今のコロナ禍にずいぶん合致していて驚いた。14年前の本なのに。
    驚いたということは、少なくともメアリーがいた19世紀から、人の感情は大

    0
    2020年10月04日

    Posted by ブクログ

    新型コロナウイルスの感染が拡大し続けている昨今、無症状での保菌者(キャリア)がどこにいるかはわからず、不安に駆られることも多いと思います。
    特に、感染しながらも外出したり会食したりして(故意に)感染を拡大させていると考えられ、批判される人々も少なくありません。

    そういった、多数の感染者を生むキャリ

    0
    2020年07月26日

    Posted by ブクログ

    「チフスのメアリー」が気になって読みました。

    1人の女性がある日、腸チフスのキャリアの可能性を告げられる。
    自覚症状はないので、女性は戸惑い、混乱する。
    検査への協力を拒否したことで、捕らえられ、長い時間を監禁された環境の中で暮らすことになり、そこで人生を終えることになる。

    公衆衛生の観点と、個

    0
    2020年06月19日

    Posted by ブクログ

    チフスのメアリーは無自覚の感染者。今回の新型コロナウイルスのことをあてはめて読んでしまう。この本では無自覚の感染者が決して悪ではないって言っている。ゼロ号患者についても色々かんがえさせられた。個人の自由をしばって隔離するなら補償が必要だってことも納得する。メアリーは普通の女の人だったと思うから。

    0
    2020年06月05日

    Posted by ブクログ

    言ってることは正しいと思う
    しかし腸チフスという病魔の変遷にしても、メアリーという個人の物語としてももう一歩踏み込みが欲しかった

    0
    2024年05月25日

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