年金不安の正体

年金不安の正体

770円 (税込)

3pt

4.1

いわゆる「老後資金2000万円問題」や「マクロ経済スライド」とは何か。消費税と年金の関係は。賦課方式と積立方式はどこがどう違うのか。一部で期待されるベーシック・インカムの現実度は……。国民の不平不満につけこみ、世代間の違いを不公平だと騒ぎ立て、少子高齢化で年金制度が崩壊するなどと危機感を煽る。それらのほとんどは誤解や無理解から起こっているのだが、なかには明らかなフェイクも含まれている。不安を利益に変える政治家や評論家、メディアのウソを暴き、問題の本質を明らかにしよう。

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年金不安の正体 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年10月08日

    高負担と高福祉は不可分である。理屈ではみなわかるはずなのに「トク」をしたいという根性から脱しきれないのが人の性である。政治「屋」は、「人の性」を反映して生きているのだから、結果として低負担と高福祉という偽りに目を背けて生きている。自分の可愛い子や孫に各自に重くなる負担をおしつけながら。

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    Posted by ブクログ 2021年06月06日

    年金100年安心プランは、
    100歳まで生きる国民が、100歳まで安心して生活できる年金という意味ではなく、
    現在賦課方式年金システムを今後の100年間維持することができる制度という意味だった。

    年金は、老後の生活を補助するもので、
    生活のできない人は、生活保護のシステムを利用する前提だそうだ。
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    Posted by ブクログ 2021年03月05日

    賦課方式は〇、少子化や運用益のマイナスは問題ではない。未納者問題のウソ…。年金不安の原因は国民の心の中にあり、それは知識不足に端を発していることがよくわかる。問題なのは、公正で冷静な監視者となっていないマスコミ、何でも反対、具体策・実行力なしの野党、何よりも低負担で高リターンを求める国民! ☆五つ!

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    Posted by ブクログ 2023年10月13日

    現行の年金制度は、いろいろ批判はあれど、数々の制約条件の中で概ねまともに運用されてきている、という趣旨か。
    それはそれで説得的ではあるものに、他方で釈然としない思いが残るのも偽らざるところ。

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    Posted by ブクログ 2020年08月02日

    「年金問題の根源は日本人の心にある」
    「高福祉なら高負担は仕方がない」
    年金制度は破綻すると云われているが、それは本当なのか?いろいろな角度から検証してくれており、本来の年金制度の仕組み、意図を教えてもらえる本です。


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    Posted by ブクログ 2019年11月24日

    1.新聞などで年金問題が騒がれているけど、どれも具体的な原因が書かれていないことに疑問を持った
    そもそも本当に問題なのか

    2.年金問題の批判を突き詰めると「厚労省の年金行政が間違ってる」ことに行き着きます。その理由として、積立式にしなかったこと、過去の設計が甘かったこと、年金に関わっていた政治家の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月15日

    著者は、与党の回し者か、あるいは、親の仇かたのか、と言わんばかりに現在の年金システムや雇用システムへの批判に反論している。

    と言うとちょっと言い過ぎで過剰な表現ではあるが、今の社会保障システムに対して、よく言われる批判は、直感的で嫌な感情に走りすぎていると言う事をデータとともに一般向けにわかりやす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月21日

    何故国会では事実に基づいた議論ができないのか、自民党がもっと正しい議論に導くべきでないのか。マスコミも野党の目眩しの議論に乗っかってはいけない。
    本書が正しいのかは別として、不都合な事実に蓋をするのではなく、正々堂々と事実に基づいた議論を行う場にして欲しい。

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