亡き恋人に瓜二つの玲一郎に抱かれた美幸。荒々しく熱杭を穿たれ、得も言われぬ淫悦に溺れる。「まだ寝かせない」強引で酷薄なところは優しかったあの人とまるで違う。二人を比較するたびに切なくてやるせない想いに苛まれ……。身体だけで繋がった関係のはずなのに「……もういない奴のことなど、早く忘れてくれ」懇願にも似た苦しげな呟きは、まるで愛の告白のようで――。
作者さん買いです。
忘れられない人とその人によく似た人との三角関係。忘れられないだけに思いも強くて、なかなか自分の気持ちの整理もままならないヒロインでしたが、彼女の心情の変化が自然で堪能できました。
お薦めです
匿名 2020年08月02日
TL小説と言えば、中世ヨーロッパが舞台と思しきものが多いという印象があるけれども、数少ない?現代日本設定のストーリーかつ官能シーンも満載、ストーリーもしっかりしていて(人気の作者さんやから、当たり前なのですが)最後までドキドキして読めました。
運命のいたずらともいうべき出会いから、ヒーローの強...続きを読む
堪能シーン多めです。けっこうあります。
面白かったけど、ちょっとヒロインこじらせてるな〜という印象が…それだけ一途?真面目なのかもしれませんが…
表紙を含めてイラスト好みだな〜と思ったら、なま先生でした。やっぱり素敵でした
ヒーローとヒロイン、そして亡くなった彼のそれぞれの想いに胸が苦しくなる。
人を愛し、その相手からも愛されるって何て尊いことなんだと改めて気付かされる、そんな素敵な作品でした。
ストーリーもしっかりしてて、飽きることなく一気に読めます。さすがです。
タイトルにも書きましたが、本当に辛い三角関係に心囚われ惹かれるお話です。人の愛し方は人それぞれだけど、本当に難しくて切ないなと思いました。