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Posted by ブクログ
曹洞宗の僧、藤田一照の本。腹落ち度高し。特に◎
・ブッダは自分自身が悪魔だと知っていた
・現実から学び続ける
・修行は、平安を目指して苦しい道を歩くのではない。道を歩む一歩一歩がすでに平安であるべき。
◎何かを求めている時は必ず緊張が生まれる。リラックスできるのは、起きていることをそのままにしておけるときだけ。そのとき、世界はまったく異なった様相をもって立ち上がる
・微笑みなさい。修行は楽しいものであるべき。
・道元:修行と悟りは不可分一体。力を入れず、心を煩わせたりすることなく、生死の苦しみを離れて、仏となる。
◎ネガティヴ・ケイパビリティ by キーツ =人が不確実さとか不可解さとか疑惑の中にあっても、事実や理由を求めてイライラすることが少しもなくていられる状態
◎心の許容がする力が増して、悩みをそっとそのままおいておけるようになる
・触れてよく見る。人生の真実を抱き上げてよく調べ、真実の生き方を学んでいく
・吾我は常に不満。それをいちいち魔に受けていたら愉快に生きてはいけない。生きていること自体が無条件に愉しいという愉快さは、being モードに属する。
Posted by ブクログ
きっかけ
軽めの仏教の本読んでおこうと思って読んだ本
内容
ブッダの半生と学ぶということを分解している
感想
薄い本なので期待しないで読み始めたけど、一章のブッダの半生では知らない、理解できていなかった部分が多く初心者向けながらためになった。
読完後に感想を考えていて気づいたけど、最近読んだ勉強の本にも意識して学ぶのではなく、この本で明記されているオーガニックラーニングの進めみたいなこと書いてあったので、自分の中で点と点が繋がり重要性への理解が深まった。
執着を捨てることについて、そこまでしなくてもと思うような例が出てきたが、その位の気持ちで決別することがいいんだろうなとも思った。
著者の経歴も面白く、趣味の話も少しだけ触れており、お坊さんとはこんなイメージという概念が打ち砕かれた。見たことある名前だなと思って調べたらサタデーナイト仏教にも出演されている方だった。こう言ったところも点と点の繋がりが鑑みれて楽しく読めた。
Posted by ブクログ
本書で語られる「愉快」とは、単なる表面的な「楽しさ」よりも、もっと深いレベル(自分の存在や魂そのものが身体を通して感じられる悦び)の状態を指します。これは、常に溌剌と元気で「自分が生きていること自体が心地よい」という存在の根本レベルでの肯定感です。
この愉快の体得のため、本書は「学校的学び」から、「オーガニック・ラーニング」(身体で体得し、全身で変わっていく学び)への転換を強調しています。禅の実践は、このオーガニック・ラーニングの核となります。思い通りにならない現実に対して、結果や答えを求めて焦るのではなく、そのままの状態を受け入れていく在り方です。坐禅や瞑想なども身体感覚を研ぎ澄まし、「今、生きている自分を受け入れる」という意識で行うことが重要です。
また「禅問答」の主目的も「知識を増やす」ことではなく、「既存のものの見方を根底から転換すること」にあります。これは正解を導くためのやり取りではなく、学問的な問い答えを超えて、自我や思い込みを“揺さぶり”、心や身体で真実を直接体得するための修行方法だということがわかります。
さらに著者は、どうにもならない現実や未解決の問題、もやもやや違和感に対し、「今のまま」を受け入れて耐える力(ネガティブ・ケイパビリティ)が大切であると強調します。禅の実践は、ポジティブ思考だけでなく、こうした受容の在り方を身につけることができます。
私たちは「自分でコントロールできない」因縁のネットワーク(縁起)の中で存在しています。生老病死などの苦しみは、その事実自体ではなく、「自分ではどうにもならないこと」に対する私たちの反応によって生じます。苦しみの本質は、それを避けたり無くしたりすることではなく、深く理解し、受け入れることにあるとされています。ブッダの初期の修行の失敗から、苦痛に耐えるのではなく受け入れるという姿勢が本質的な解放につながることが本書からわかりました。そのプロセスは興味深く、禅の実践などを通して実践できると思いました。
Posted by ブクログ
仏教とは愉快に生きるための方法を教えてくれるとのこと。
考えてもどうしようもないことは闘わず逃げず、受け止めた上でその時自分のすべきこと、できる事だけを楽しく淡々とする事は、愉快に生きるために必要かもしれない。
医学は闘うもの、芸術は逃げるもの、仏教は向き合うもの。とのことだが、仏教の考え方を理解するかどうかを別としてもこういった考え方は生きやすさにつながりそう。
本で読んだからもうわかった!と思わず、実際に体験してみたり、さらに学んだりするような姿勢も人生にさらなる彩りを加えるだろうな。
そして坐禅をせずとも、今置かれている状況をもがかずゆっくり受け止める時間を作るのは良いことなんだろうな。実践したい。
仏教は人生を楽しむエッセンスが詰まっている!と言われている感じで、もっといろんな教えも知りたいと感じた。入門にぴったりの本だった。
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