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パリきっての高級店「トレ・ガラン」で働き始めたベルタンに、大きな仕事の依頼が舞い込む。それは、大貴族パンティエーヴルの花嫁衣裳の仕立て。ベルタンにとってはかつてない名声を得る好機。しかし、花嫁が席を外した場で、花婿・シャルトル公爵に迫られ――!?
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Posted by ブクログ
歴史を背景に知っているとめちゃくちゃ面白い。 マリーアントワネットはフランスには欠かせない人物なんだな。どこのフランス歴史漫画読んでも大体出てくるし、魅力的な人だし生涯なんだろうな
第1巻ラストの展開から2巻はベルタンが『トレ・ガラン』に勧誘されるシーンから始まるのかなと想像していたけど、実際の2巻ではもうベルタンが『トレ・ガラン』のエースとして活躍しているシーンから始まるのね 展開が飛んだように思えてしまうけど、物語の終着点を考えたらもっと早いペースで進んだっておかしくないわ...続きを読むけだから、むしろベルタンの活躍をしっかりと描いている方なのかな 名実共に備わってきたベルタンのもとに飛び込んだ王族が関わる花嫁衣装製作。失敗は許されないが、成功すれば大きな宣伝になる仕事。だというのに花婿であるルイ・フィリップ2世はとんだゲス男…… この花嫁衣装製作においては難題に次ぐ難題がベルタンに降り注ぐというのに一切弱音を吐くこと無く、むしろ果敢に立ち向かう様子は勇ましいね パリに名声を轟かせるためには王族の結婚式にふさわしい花嫁衣装を作ることは最低限として求められるわけだけど、一方でベルタンが考えるのはパンティエーヴルを『幸せな花嫁』にすること ここで披露したドレスそのものはパンティエーヴルの特徴を活かすものでありながら、彼女が気にしていたそばかすについてはそのままにした判断には尊敬の念を贈りたくなる 身に纏うドレスも披露する場所も彼女を最大限着飾るものだけど、一方で元々彼女に備わって生まれたものを『天然の戦化粧』と称するシーンにはパンティエーヴルに自信を付けさせたいという想いだけでなく、かつての自分が歩めなかった道を彼女に明るい太陽のように歩んで欲しいとの願いがあるように思えてしまった また、あのルイ・フィリップ2世がパンティエーヴルに見惚れるシーンにはそれまでの理不尽な展開も有って爽快感溢れるものになっているね それにしてもレオナールとベルタンの関係性はこのまま腐れ縁になる感じなのかな?互いの仕事を助け合うし、讃えても居る。けれど、そこから男と女の関係になることはないようで ラストのあの一瞬、ベルタンにはレオナールにもっと泣き縋るだけの根拠も許しも有った筈。けれど、ベルタンはその道を選ばず、あくまでも仕事仲間として、そして自分が望む場所に先に辿り着く者を祝福する者としてレオナールを送り出した。花嫁として幸せに生きる道を選ばなかったベルタンだからこそ選んだ気丈の表情。 この先、ベルタンはどのようにして既にライバル達が辿り着いたヴェルサイユに行き着くことになるのだろうか?
花嫁
生地を回さないという嫌がらせに対して立ち向かい、そばかすを活かしたメイクや、体型も武器にして素敵な花嫁衣装を仕立てたベルタンがとってもかっこいいです!
#カッコいい
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