――おれたちは死ぬまでずっと恋をするんだ。
王女トリアは、五年前に亡くした婚約者のフラムを
ずっと想い続けていた。
だが、彼の墓所から戻る途中、
得体の知れない男たちに攫われ、
樹海の古城に囚われてしまう。
そこは、古くから続く神隠しの元凶の地であった。
儀式と称し、黒ずくめの男に組み敷かれるトリア。
身体をまさぐられ、必死に抵抗するが、
男は亡くなったはずのフラムだった!
抱かなければおまえは殺される、
とトリアに危険を知らせるフラム。
トリアは彼を信じ、その欲望を受け止めるのだが……!?
孤立無援の王子×一途な王女、淫獄に囚われたふたりの不朽の愛!
【目次】
序章
一章
二章
三章
四章
五章
六章
七章
八章
九章
十章
十一章
終章
あとがき
何回か目の再読。
何回読んでも泣いて、何回読んでも感動して、
何回読んでも重い読後感に放心しながら溜め息をつく。
忘れられず、日が経てばまた読み返し…
私の中で一番大切にしている作品。
作家買いです。王子様とお姫さまものですが中世ヨーロッパのダークさも入ってて
どうなるのかわからない展開でどんどんページをめくってしまう作品でした。
ソーニャは一冊で完結ですが荷鴣さんは続きものを書いてほしいくらい内容が濃いです。
純な初恋がかわいい
匿名 2020年08月02日
好きな作家さんです。
小説前半の生意気なフロムと素直なトリアの初の出会いからフロムが「死ぬ」までの、子供らしく初恋をはぐくむ様子が悶えるほどかわいかったです。
私は、せっかちなので、中盤のウーヴェにトリアが捕らわれた後に、紙面がなぜか二人の主人公の追憶に割かれて、ほとんど進展がなく、「早...続きを読む
匿名 2021年09月24日
ヒーロー、カッコよかったです。一途で強くて優しくて最高でした。
ヒロインも可愛かったです。ヒーローがメロメロになるのもわかります。
ストーリーは良かったんですが、ベアトリーゼを倒すまでが長すぎて、早く前に進んで~って少しイラッとしました。
そのお陰で、ハッピーエンドになってからの話が短すぎて残...続きを読む