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Posted by ブクログ 2019年01月04日
摂津源氏の傍系ながら和歌に堪能で辟邪の技能もあって朝廷に重用されていた源頼政、父の戦死で木曾で育ち平氏の侵攻に立ち向かううちに連勝したが中央政権を差配する展望も能力も無かった源義仲、以仁王の挙兵が彼らに敗北の運命をもたらしたが、その鍵は双方ともかかわり深く以仁王を猶子としていた八条院が握っていたこと...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月05日
以仁王とともに挙兵し、真っ先に死んでしまったため影の薄い印象のある源頼政と、悪役のイメージの強い木曽義仲にスポットを当てた本書。
義仲の生涯や、治承・寿永の乱(源平合戦)に至るまでの、源氏の棟梁としての頼政、そして2人の血を継いだそれぞれの子孫たちのその後が分かりやすくまとめられ、読みやすい歴史書で...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月25日
やはり歴史は細部を知ることが必要。この本を読むことでかなりいろいろ分かった。たとえば、伊豆に流された頼朝がわりと自由に暮らせたのは知行国主が源頼政で国守がその息子の仲綱だったからなどということは大河ドラマを見ていても全く分からないこと(ま、ドラマと歴史は別だが)。美濃とか近江の源氏の動きなども結構重...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月03日
以仁王は挙兵も令旨も出してない?
源頼政は中立の人?
折角覚えた常識がこの新書では否定されます
全ては清盛の疑心暗鬼だった
後白河院の3男で親王宣下こそされていないが八条院の寵臣えある三位局との間の子を、八条院が後継者として育ててくれて、以仁王は自分が皇位を継ぐ事よりもリスクなく荒れた政局と距離を置...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月03日
以仁王の平氏追討の挙兵に加わり、内乱の端緒を 開いた摂津源氏の源頼政。以仁王の遺児を奉じ て、平氏を西へ追い落とし、入京に成功した木曽 義仲。悲劇的な最期を遂げる二人は、時代の転換 点となる治承・寿永の乱(源平合戦)の幕開きを象 徴する人物である。保元・平治の乱、宇治合戦、 倶利伽羅峠の戦い、そして...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月16日
いわゆる「源平合戦」の前半戦を読むにはとても良い本!
頼政と義仲に焦点をあてて書かれているので、保元の乱前夜~義仲滅亡までが通史的に読めます。
以仁王は積極的に平氏に敵対したのではなく、巻き込まれたのでは?という提言は理由を含めてなるほどと思った。
また、頼朝が源平和平の道を提案していたことは、気に...続きを読む
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