通貨の日本史 無文銀銭、富本銭から電子マネーまで

通貨の日本史 無文銀銭、富本銭から電子マネーまで

924円 (税込)

4pt

都の建設のため国産銭が作られた古代、中国からの輸入銭に頼った中世、石見銀山の「シルバーラッシュ」が世界経済をも動かした戦国時代、財政難に苦しめられた江戸の改革者たち、帝国日本の通貨政策……。無文銀銭が登場した7世紀から現在まで、通貨をめぐる歴史はエピソードに事欠かない。通貨政策に大きな影響を与えてきた庶民の事情にも着目しながら、その歩みをたどる。今も昔も私たちを悩ませる、お金をめぐる通史。

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通貨の日本史 無文銀銭、富本銭から電子マネーまで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    お金に視点を置いて日本史を見るという本は読んだことがなかったので楽しんで読めた。通貨は政府や中央銀行が発行して統制するってのは近代以降のことで、昔から民間の需要から生まれるってのを改めて学べた。お金の話だけではなく、その時代時代の気候から生産高や人口の増減についても触れていて、歴史の流れの底流にある

    0
    2017年02月17日

    Posted by ブクログ

    奈良時代から現代までの我が国の貨幣に関する通史。

    漠然と江戸時代は統一された貨幣制度があったように思ってきたが、日本史の教科書にあるような貨幣の金比率の改定だけではなく、実際には多くの制度の設計に見直しや変更が成されていたこと、それが明治期の日本圓の誕生と切り替えがスムーズに行われる原因となったこ

    0
    2016年08月21日

    Posted by ブクログ

    私は、物々交換が通貨に転じる歴史的過程が理解できていない。なぜ魚と米の交換の仲介として「きれいな貝殻」(や「貴金属」)を使うことが人々に是認されて、しかもそれが後に硬貨に替わるのかが、どうしても理解できない。そこで本書を入手。

    正直に言って、本書を読んでも、よくわからなかった。本書が力作なのだろう

    0
    2020年11月20日

    Posted by ブクログ

    古代から現代日本にかけての日本の貨幣史を述べたのが本書である。冒頭で、貨幣の定義として経済学の教科書でお馴染みの「交換手段」、「価値尺度」、「価値貯蔵手段」に加えて、債務決済や贈与、納税など社会的義務に基づく「支払手段」が挙げられている。(P.4)

    天武朝の時代に、日本最古の国産銅銭である富本銭

    0
    2019年05月15日

    Posted by ブクログ

    古代の無文銀銭、富本銭から現代の電子マネーまで、「通貨」を通して日本の歴史を振り返っている。中世の輸入銭をはじめ、民間での通貨創造の動きを政府が追認し採用するということが繰り返されてきたということが理解できた。
    鎌倉の大仏の原料は宋銭であったであるとか、江戸時代に四文銭の発行に合わせて「四文屋」とい

    0
    2017年10月23日

    Posted by ブクログ

    通貨から見た日本の通史。当時の経済状況を通貨の需給状況の関係から説明している点がよい。現在の日本の通貨をめぐる状況は整理されすぎているため、過去の複雑な通貨の状況を我々は理解できなくなっているのではないか。通貨とは、貨幣とは何か、という点については数百年前の日本人のほうがよく理解しているように思える

    0
    2017年06月29日

    Posted by ブクログ

    通貨とは一般的に「政府の独占事業」と言われているが、古来永劫的にそうであったわけではない。むしろ通貨制度の黎明期は大衆先行型で、政府はそれを追認するケースが多かった。これは意外である。なにしろ、天皇支配、武家社会という専制君主的時代に、政府機能が大衆をコントロールできなかったということを意味するから

    0
    2017年01月15日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  銭の登場~古代から中世
    第2章  三貨制度の形成~戦国から江戸前期
    第3章  江戸の財政再建と通貨政策~江戸中期から後期
    第4章  円の時代へ~幕末維新から現代

    <内容>
    通貨の視点から日本の経済史を追っかける本。入り色と教えていて疑問だったところなどが解明したり、かなりの雑学

    0
    2016年12月11日

    Posted by ブクログ

    今まで学んできた日本の歴史の中で、その姿は見えてはいましたが(両や小判などの言葉で)、それがどのように使われていて、どこが管理と発行をしていたのかについては置き去りにされていたように感じます。日本始めあたりに使われていたという和同開珎については教科書では知ってはいたものの、その使われ方については書か

    0
    2016年12月03日

    Posted by ブクログ

    古代以来の通貨の歴史を俯瞰している。かつては輸入銭に依存していた時代もあったなど、紆余曲折が面白い。

    0
    2023年06月28日

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