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1944年の解放から、「栄光の30年」、五月危機、石油危機、「ミッテランの実験」の挫折、新自由主義、そしてマクロン政権成立──フランスの戦後を通観すると、そこには「分裂と統合の弁証法」というダイナミックなメカニズムがみえてくる。欧州統合の動きにも着目しながら現代フランスの歩みをとらえる通史。
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Posted by ブクログ
フランスの戦後史を概観する本。ただ、少し専門的な内容で、一般人にはとっつきづらい。フランス史を学ぶ学生にはちょうどいいかもしれない。
「フランスは分裂と統合の弁証法」のプロセスを生きている、と著者が言います。フランス革命をはじめとして、フランスは近現代の歴史の中で、幾度も国内での対立を統合する新しい力が生まれて、新しいフランスが生まれてくる、と。 フランスの特徴として良く上げられるディリシズム(国家介入主義)、テクノクラートによ...続きを読むる政治・経済界の支配、失業や移民問題が、第二次世界大戦後の時間軸に沿って明快に解説されています。 またフランスの現在の政治状況を、a) 親欧州/経済自由主義とその反対および b)親移民受入/文化多元主義とその反対という2つのベクトルにより分類しています。環境など他にもベクトルはあるのでしょうが、フランスの政治が主としてこの二つの方向性政策の軸としている、という筆者の観点は説得があるように思えました。 フランスは理念の国と言われますが、確かにフランス人は政治なり世界観なり、個人の立ち位置が日本人に比して明確かつ、それを主張することを躊躇しないという特徴があると思います。すなわち分裂の危険を孕む社会構造と言えますが、国としての一方で愛国心は強く、solidaliteというフランス語である連帯の精神が根ざしているのもまた事実です。 こうした相反する特徴が著者の言う、分裂と統合の弁証法を可能にしているのでしょうか。
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フランス現代史
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小田中直樹
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