車輪の上

車輪の上

1,320円 (税込)

6pt

3.7

車椅子ホストのシゲノブが主人公。大学卒業後、就職が決まらぬまま上京し、ひょんなことからホストになった。客から障害者は席に来るなと言われたり、テレビに取材されたり、「障害者」というレッテルに振り回されながら、ホスト稼業に精を出していた。シゲノブは、歌舞伎町はレッテルをはられた人間の坩堝だと気づいていく。ホスト、風俗嬢、LGBT……。そんな人たちとの交流や恋愛を通じて、シゲノブが変わっていく。

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車輪の上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    障害者目線の小説

    2021年09月12日

    こういった障害者目線の小説を読んだのは初めてで、色々心に突き刺さりました。私も介護職を初めて、目が見えない、聞こえない、足がないなどの方と接することにより、彼らを障害者と思ったことはなく、個性の一つと思うようになりました。ただ、この小説を読んだことにより、さらに障害と言う言葉がいかに不適切ということ...続きを読む

    #感動する #タメになる

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    Posted by ブクログ 2018年12月09日

    乙武洋匡が描く小説。

    車椅子ホストの話で、一見ホストのサクセスストーリーに見えてその実LGBTや障碍者差別を扱った一冊。
    デリケートなテーマだけど、小説形式なので押しつけがましくなく、また当事者である彼が描いてるだけに説得力があった。

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    Posted by ブクログ 2018年11月29日

    ダイバーシティってなんだろう。
    多様性ってなんだろう。
    誰にでも寛容な社会ってなんだろう。
    どうすれば、それらが達成できるんだろう。

    車イスホスト・阿部シゲノブこと、河合進平の奮闘とそれを取り巻く人間模様を通して描く。

    著者・乙武氏の優しさと信念が散りばめられる優しいストーリーだ。

    多様性って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月11日

    予想外に、障がい者の話ではなく、固定概念に囚われた若者の物語でした。
    乙武さんが書いたのかぁ。読む前から私は思い込みをしていたのかも。

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    Posted by ブクログ 2019年01月09日

    うーん。乙武さんにしか描けない作品、であるからこそ、もっと深く掘り下げた描写をしてもらいたかったかなぁ。心理面はもちろん、物理的なことも含めて。序盤は、私たちにはわからない車イスの世界を見せてくれている場面もあり、その葛藤や苛立ちがとても伝わってきたけれど、中盤以降はそういうシーンも減り、同時に、L...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    これは困った作品だ。
    五体不満足の乙武洋匡にしか書けない、車椅子の障害者を主人公にした小説。
    とにかく難しいことはなく、どんどん読み進められる。問題意識もそれほど強くないが、所々に滲み出てくる社会への叫びもまた印象的。
    ちょっと特殊なジャンルの小説だった。

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