新版 平家物語(一) 全訳注

新版 平家物語(一) 全訳注

小説・文芸
2,860円 (税込)

14pt

4.8

「おごれる人も久しからず」――権力を握った平清盛の専横は、平氏一門の運命を栄華の座から滅亡へと転回させる。院庁と山門の紛争、天台座主明雲の流罪、鹿ヶ谷の謀議。清盛激怒の末の鬼界が島への流罪と、俊寛の客死。さらに後白河法皇鳥羽離宮幽閉などなど、物語序盤にして時代は末期的様相を呈する。かつて刊行された講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。第一巻は巻第一から第三までを収録。

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新版 平家物語 の一覧

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1~4件目 / 4件
  • 新版 平家物語(一) 全訳注
    2,860円 (税込)
    「おごれる人も久しからず」――権力を握った平清盛の専横は、平氏一門の運命を栄華の座から滅亡へと転回させる。院庁と山門の紛争、天台座主明雲の流罪、鹿ヶ谷の謀議。清盛激怒の末の鬼界が島への流罪と、俊寛の客死。さらに後白河法皇鳥羽離宮幽閉などなど、物語序盤にして時代は末期的様相を呈する。かつて刊行された講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。第一巻は巻第一から第三までを収録。
  • 新版 平家物語(二) 全訳注
    2,860円 (税込)
    「おごれる人も久しからず」――権力を握った平清盛の専横は、平氏一門の運命を栄華の座から滅亡へと転回させる。東国の源氏が決起し、頼朝追討の平家の大軍は、富士川で敵前逃亡。ついで木曾義仲も挙兵し、平家に危機が迫る。そして清盛は、自らの体で湯が沸くほどの熱を発して、ついに――。かつて刊行された講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。第二巻は巻第四から第六までを収録。
  • 新版 平家物語(三) 全訳注
    2,035円 (税込)
    「おごれる人も久しからず」――勢いづく木曾義仲の前に、平家は僅か二十余年の栄華の末、都落ちを余儀なくされる。九州から瀬戸内へ落ち延びながら雪辱を期するも、源義経等の攻勢に一族は次々に無念の最期をむかえ――。宇治川の先陣、鵯越の坂落などおなじみの名場面の連続で、平氏転落の加速を格調高く語ってゆく。講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。第三巻は巻第七から第九までを収録。
  • 新版 平家物語(四) 全訳注
    2,794円 (税込)
    「おごれる人も久しからず」――討たれた平家一族の首は都に曝され、捕虜となった重衡は六条を引き回される。平家の没落は、誰の目にも明らかだった。三種の神器を持ったまま敗走を続ける平家と、追う源氏、壇の浦でついに最後の戦いが始まる――。凄絶、悲壮を極める物語のなか、「那須与一」など挿話も充実。かつて刊行された講談社学術文庫『平家物語』全12巻を4冊にまとめ、新版として刊行。堂々の完結。

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新版 平家物語(一) 全訳注 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    昔学校の授業で嫌々学んだことを今改めて学んでみると,案外楽しいじゃないかってことない?というコンセプトで,平家物語を一気読みしてみました。

    目で読むと迷子になるけど、口に出して読むと、受験時代の勉強の残骸で何とか全体の意味は取れる。これは逐語訳もついてるからわかんなかったとこはそこで補完!

    平家物語って戦闘シーンとそうじゃないとこがある感じがドラゴンボールとか幽遊白書と一緒だね!漫画だと戦闘シーン読み飛ばしがちだけど,平家物語は戦闘シーン好き。なぜなら馬が出てくるから。やれ連銭葦毛だの黒栗毛だの月毛だの,この馬はすぐ人のこと食べちゃうだの(全然関係ないけど、昔JRAに肉食の馬いたよね、、誰だっけ?ウサギヨウジンボウだっけ?鳩とか食べ散らかしてた。),4尺八寸の馬だの、ディテールが細かいの。あの馬は口が強いとか、腹帯緩んでたから締め直してたら遅れをとったとか、ありそうありそう馬乗りが書いてそう!!馬装もね、黄覆輪の鞍置いてとか言われたら、うわなんかこだわってそう!テンション上がるうってなるね!!

    戦闘シーンじゃないとあんまりテンション上がらないけど、でも、恋物語もガチムチお坊さんたちの肉弾戦政治闘争も面白い!ただね、みんな泣きすぎだわ。
    すーぐ「袖をしぼる」とか「なき沈みてものも言わず」とかいうけど、いやいや、いやいやいや、そんなに泣いた??現代社会におけるTwitterとかで「声出して笑った」くらい信用ならないんだわあ。しぼるほどは泣いてないでしょうよ、ぽろっと涙出ちゃったくらいでしょうよ!

    読んでいくと,あ,これ授業でやったわ,とか,これ教科書に載ってて音読させられたわってとこがあるんだけど,やっぱり先生は一番面白いところ選んでくれてたわ!!
    安徳天皇を抱いた二位尼の「波の下にも京のさぶろうぞ」
    義経のひよどり越
    那須与一のひょうふっと扇を射抜くやつ

    あたりはサビ中のサビ!!盛り上がるう。

    あと、出世争い頑張るおじさんたちを見るのも楽しい。おじさんと言いつつ年下なのがアレだけども。

    役職の打診を受けたけど断る時の歌とかも出てきたので、いつか使ってみようと思います。

    「けふまでもあればあるかのわが身かは、夢のうちにもゆめを見るかな」

    「夢のうちにも夢を見てるような気持ちですぅ」でなんとか!!香炉峰的察しでなにとぞ!!

    ところでわたしは木曾義仲と今井四郎兼平のBLが読みたいです。pixivにありますか?
    きっといにしえのオタクたちによる薄い本が、古いのは墨で描いたくらいの時代のやつからあるんだろうな。薄い本ていうか薄い巻物なんだろうな。

    こうやっていにしえのオタクたちから連綿と続くオタクの集いに加えてもらえる喜びが、こういう古典の読書の喜びなんだろうなって話でした!!

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    アニメ『平家物語』が大変面白かったので、その原作の原作として読みました。
    巻第一~第三(アニメ第1話~第5話前半に相当)を収録しています。

    主要エピソードは、僧兵の強訴、鹿ヶ谷の陰謀、平重盛の死です。
    源氏はほぼ出てこないし、割と地味な事件なので、軍記物を期待している人には肩透かしかもしれません。

    ただ、その後のストーリーや解説を追うと、これらのエピソードを取り上げる必然性が分かります。
    平家の滅亡を描くには、その滅亡の原因を描かなければならないからです。
    仏教的な因果応報観、盛者必衰の理をあらわすための3巻です。

    文章的には、時に漢詩文を引用して格調高く、時にドラマティックに、文体を変えつつ緩急のある話運びで、長いのに飽きません。
    音読してこれほど気持ちいい文章は、現代文ではきっと誰も作れないでしょう。

    体裁は、講談社学術文庫おなじみの原文→現代語訳→語釈→解説の4区分掲載で、多少古文の読解に自信がなくても、辞書を引かずに読み進められます。
    原文も、底本にはないカギ括弧や改行により、かなり読みやすくなっています。
    『平家物語』は各社から出版されていますが、とりあえず1冊買うなら本書がベストだと思います。

    なお、地図、系図、年表、解説は、最終巻にまとめて収録されています。

    0
    2022年06月25日

    Posted by ブクログ

    現代語と原文の両方が掲載されているので古典初心者の方も読み慣れてる方も楽しめます。解説や脚注もあり関連知識が身につくのもオススメポイントです。個人的には人物関係図が掲載されていないので関係を整理しながら読み進めるのが少し苦労しました。

    0
    2022年02月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一巻は巻一~巻三が載っていて690ページとずっしり重くぶ厚い。原文、注釈、現代文、解説から成っていて、解説で背景、実歴史との差異なども述べられていて、薀蓄好きの私には合っているように思います。注釈も多く詳しい。登場する寺、寺院まで一つ一つ詳しく説明されていて資料として膨大です。現代訳は、きっちり正確にですます調で、全体に教科書っぽい。私は、この詳しさ、文体のカッチリ具合が好みです。

    読む中心は現代文で読んでいるのですが、面白いエピソード等は原文で読んだりできるのも、この版良いです。原文は源氏物語よりは読みやすく、かつ、声に出して音読すると気持ち良い感じ。五七調なのか?リズムが良いです。

    源氏物語より少しとっつきにくい。巻一~巻三が序盤で、ドラマの導入部分であるせいもあるでしょうけれど、段によって、読みやすく楽しめる段と読みにくい段がありました。

    読んで興味を惹かれたのは重盛の描かれ方。最初に良い男、立派な男だなあと思って読んでいたのですが、解説を読むと、どうやら史実、事実と変えて脚色されているらしい。悪いことは清盛がやったように、重盛は悪いことはしてないように、キャラクター付けをメリハリ付けて、かつ、清盛がこういう態度であったから因果応報で平家が滅びた、重盛が亡くなったことで平家の衰退が始まった、と理由付け、納得させるための役付けらしい。
    巻一の殿下乗合の展開、経過、摂政の方から実際は謝罪に出向いていたが、重盛が受け入れなかったのが実際らしい。別の文献との違いが詳細に述べられていて、ほほーと面白く読んだ部分です。

    エピソードや人物で印象深かったのは、鹿谷の陰謀の首謀者の一人、大納言成親。逮捕される際に、気づかず美しい衣装に着替えて華麗な牛車に乗って出かける場面とか、死罪から重盛の助けに寄り一旦は流罪になるものも、その先で殺害されてしまう場面は、かなりショッキング。しかし、その息子の少将成経は許されて流罪先から戻ることができるのですが、この親子間での思いを歌に歌う場面は心打たれます。

    少将が赦免されて戻るのに対し、共に流された俊寛は、遂に戻れず島で亡くなるのですが、この場面は、能や文楽などにもなっているらしい。文楽では、足摺の場面が、人形だからか、ちょっと笑える場面に見えたとも観た方から聴き、それはぜひ観てみたい、能でも文楽でも。実際には、3人が流され、2人が許されて戻り、自分だけが残るとなったら悲惨でしょうね、3人なら我慢できることも、1人では耐えられないでしょう。

    0
    2020年02月06日

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