Posted by ブクログ
2017年03月09日
どんなに綿密な計画を立てても、思いもかけないトラブルに見舞われることがある。
潜入捜査においても、ほんの少しの油断や警戒心の緩みがつまづきの原因となってしまう。
常に危険と隣り合わせの仕事なのだと、今回の物語を読んであらためて気づいた。
潜入捜査班に所属するメンバーたちには、彼ら独特のプライドがある...続きを読むらしい。
捜査員としてふさわしい力量があれば尊敬もするし、逆に力不足だと思えばチームの一員として危惧を抱く。
だが、いずれも一線で活躍する潜入捜査員たちなのだ。
それぞれに得意な分野は違っても、みな一流の役者であることは間違いない。
それでも、トラブルは起きてしまうものなのだろう。
矢月さんの書いた作品を読むのはこのシリーズが初めてである。
読みやすさだけでなく、ストーリー性もあり、何よりも登場人物たちが魅力的だ。
「ACT」シリーズはまだ2巻しか発売されていないらしい。
できれば第3弾も読んでみたいものだ。