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Posted by ブクログ
矢月秀作『紅い塔』徳間文庫。
シリーズ第3弾。冒頭からの余りにも強引な展開で、ブルース・リーの『死亡遊戯』の真似みたいな設定に持って行ったことに失笑。
まるで漫画の世界。主人公の工藤雅彦が鬼のように強い。キックボクシング、骨法、テコンドー、ナイフの使い手を物ともせず、次々に倒していく。
しかし、物語は変な方向にシフトし、青春小説か、剣豪師弟小説のような結末を迎える。
殺し屋組織の頭首となった工藤雅彦は目立った活動をせず、身重の妻と大分の漁村でひっそりと暮らしていた。しかし、組織内に頭首の工藤を認めない反乱分子が生まれ、工藤は組織が用意した巨大な塔で反乱分子たちと対決することになる。各階に反乱分子の各グループの精鋭5人が待ち構え、工藤が全員を倒せば、次の階に移動出来るのだ。
次々と精鋭たちを打ち倒す工藤の強さを目の当たりにした反乱分子のグループは敗北を認める。そのまま『死亡遊戯』をなぞれば良いものを何という中途半端な平和な展開なのだろう。
本体価格740円
★★★
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小説・文芸
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