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朝も晩も月の光に包まれたハピネス島。いつの間にかぼくが迷い込んだここは、カエルみたいなホテルオーナーや、しゃべる百科事典のビブリオという変わった人ばかりが暮らす不思議な世界だ。ある日、なくした記憶を取り戻そうともがくぼくの前に、謎めいた黒い人影が現れる。心の深淵を描くミステリアスな冒険ストーリー。
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Posted by ブクログ
暗喩に満ちた物語であり、読み手によって姿を変える物語。 不思議な島のホテルに住む記憶をなくした少年。そこにはカエルの顔をしたオーナーと喋る百科事典ビブリオがいた。 余白のたっぷりした文章なので、いかようにも想像を挟み込むことができます。物語の中でもひとつの物事に答えを出さず、そうであり且つそうでな...続きを読むいという流れを持つため、より一層世界は曖昧になります。一応答えらしきものを提示して入るけど、肝心な部分ははぐらかしたまま。それが消化不良を起こすかどうかも読み手次第なのかも。
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