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戦争の影がせまる昭和10年代、横須賀にある「天国」のような塚山公園は、最高の遊び場だった。違う地域に住む少年たちは「天国」を巡り敵対していたが、めんこ対決をきっかけに、ひとつの目的に向かって走り始める。それは、大ブームだった一銭飛行機をみんなでつくること。しかも「ヒトの乗れる一銭飛行機をつくろうぜ!」というものだ。子どもたちの「遊び」が文と絵で甦り、戦争についても考えさせられる自伝的名作。
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Posted by ブクログ
駅前で購入。佐藤さとるさんの珍しいファンタジーらしくない児童書。いつの時代でも子供は子供だなあと実感させる本でした。それにしても土地の起伏が多いとなるとこういう遊び方も出来るんだな、とある意味羨ましい。そして遊びの内容が結構戦争に関連しているなあ…と思いました。今の子供は水雷戦隊とか言われてもわからないんじゃないかなあって…自分がわからないだけですが。(まあ艦これとかで知ってる子は詳しいかもしれないけど)
一郎さんや陽君とカオル君の運命を分けたのは3,4年という年の差だとしたらつらい話です。一郎君なんて社会に出たらさぞや素敵な大人になっただろうに。前に阿川弘之だったか小松左京だったかの兵隊時代のエッセイを読んだとき、同年代の優秀なヤツラが皆戦死してしまったから自分たちが物書きで食っていけるんだ、みたいな事を読んだ思い出があります。亡くなられた方の想いを背負うとかそれほど大きな話ではないだろうけれども死者の命によって生かされてるんだなあってしみじみ思いました。今の世の中は良くも悪くも死という概念から大分離れてしまっているなあとも思いました。
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小説・文芸
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