日本精神分析

日本精神分析

1,155円 (税込)

5pt

4.0

「日本精神分析」というエッセイは、日本の文化に関する考察である。私はいつも、日本人の経験を、自民族中心主義に陥ることなく、普遍的に意味をもつようなかたちで提示したいと思っていた。しかし、ある意味で、本書のエッセイはすべて、そのような姿勢で書かれている、といえる。ゆえに、本のタイトルを「日本精神分析」としたのである。――〈「学術文庫版へのあとがき」より〉 (講談社学術文庫)

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日本精神分析 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年04月03日

    柄谷 行人 ってなんか読まず嫌いだった。むつかしそうだし。
    でも、これは面白いです。それに反骨です。
    日本には民主主義なんて存在しない、ということが、わかってしまって恐ろしい本でもあります。

    国家とは、言葉とは、自己とは、権力とは、民主主義とは、と、少しでも考えたことのあるすべての人におすすめでき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月18日

    柄谷さん初めて読みました。エッセイや講演集なので奥行きはそれなりなんですが、ラディカルな話がたくさんあった。

    ・言語と国家(ネーションについて)
    ・日本精神分析(芥川や言語を題材に、ナショナリズムや対外性について)
    ・入れ札と籤引き(菊池寛の作品から、選挙制度について)
    ・市民通貨の小さな王国(谷...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    最近はまっている、というか自分の頭で考えても進むべき未来はこの方向ということをある人にいったら、進めてもらった著者柄谷行人の著作本。確かに近い思想をもっていることを感じさせる。この本は文学評論という形でやはり未来を見据えたひとつの視点を提示してくれている。実家へ

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