無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2020年08月20日
前著「一発屋芸人列伝」で多くの芸人達を
鋭い視点で分析して、軽妙な筆致で表現
した内容から一転、今作では自身の一発芸
人としての悲しくも、笑える日常をこれま
た絶妙な比喩を駆使して描き出しています。
一発屋であるがゆえの本当にリアルな日常
には涙を誘います。
しかしその矜持はいささかも衰えていな...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月16日
一発屋芸人である著者のエッセイです。
文章がとても読みやすくて面白いので、スラスラと読めてしまいました。
一発屋というと世間からはバカにされがちな部分もありますが、一度であっても売れた経験があり、今でも知名度はすごくあるわけで、なんだかんだ仕事はあるんだという裏側も知れました。
一発屋という扱...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月14日
面白い。
そして、とってもうまい!
彼の、人間としての矜持、プライド、そして、現実の哀しさ、周りの人間の態度の痛さ、わりと淡々とそして軽妙に書かれています。
私はこの本を読んで、まったく共通点のない彼との人生だけれども、たくさん共感できるところがありました。
ちょっとした過去、もがく現在、それでも...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月14日
『「自分が結婚したときそう言えばあのギャグが流行ってたな~」と人々の記憶に寄り添う存在、言うなれば人生のしおり。それが僕達一発屋である』
などと素敵な表現もしてみたりはするものの、基本は一発屋であることへの劣等感にまみれた文章が綴られるこの本。作者はお笑いコンビ髭男爵の山田ルイ53世氏。
有名芸...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月25日
「髭男爵」といいう漫才コンビを覚えてますか?シルクハットに貴族風の格好で「ルネッサーンス」とワイングラスを掲げていた…。
そのシルクハットにヒゲの男が著者です。ブームが過ぎた後の一発屋芸人である自分の日常を、軽妙かつウィットに富んだ文章で哀感たっぷりに描いています。レシートの裏や箸袋にサインを求めら...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月13日
描き方によっては「華々しい成功からの転落人生」という言葉で簡単にまとめられてしまいそうですが、「一発屋芸人」という自分自身が置かれた状況を登場人物として客観的に描き、毒をも飲み込む笑いに繋げる語りの巧みさは見事です。
終盤で筆者が書いているように、なりたい理想の人間になれなくても「なれた自分でなん...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。