一発屋芸人の不本意な日常

一発屋芸人の不本意な日常

1,400円 (税込)

7pt

ある日は地方営業でワイングラスに石を投げられ、ある日はサインをネットで売られる。自ら「負け人生」とかたる日々をコミカルにつづった切なくも笑える渾身のエッセー。withnewsの大人気連載が、大幅改稿・加筆されて待望の書籍化! 人生、諦めが肝心だ。

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一発屋芸人の不本意な日常 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年08月20日

    前著「一発屋芸人列伝」で多くの芸人達を
    鋭い視点で分析して、軽妙な筆致で表現
    した内容から一転、今作では自身の一発芸
    人としての悲しくも、笑える日常をこれま
    た絶妙な比喩を駆使して描き出しています。

    一発屋であるがゆえの本当にリアルな日常
    には涙を誘います。

    しかしその矜持はいささかも衰えていな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月16日

    一発屋芸人である著者のエッセイです。

    文章がとても読みやすくて面白いので、スラスラと読めてしまいました。

    一発屋というと世間からはバカにされがちな部分もありますが、一度であっても売れた経験があり、今でも知名度はすごくあるわけで、なんだかんだ仕事はあるんだという裏側も知れました。

    一発屋という扱...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月14日

    面白い。
    そして、とってもうまい!

    彼の、人間としての矜持、プライド、そして、現実の哀しさ、周りの人間の態度の痛さ、わりと淡々とそして軽妙に書かれています。
    私はこの本を読んで、まったく共通点のない彼との人生だけれども、たくさん共感できるところがありました。
    ちょっとした過去、もがく現在、それでも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年04月22日

    自虐もここまでくれば芸!
    決して卑下していないし、一発屋芸人という
    言わば「底辺」から見上げる社会は
    ふだんは見えない現実の断面を見せている。

    あと、たとえというか
    言葉のセンスが秀逸。
    続編に期待。

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    Posted by ブクログ 2019年03月14日

    『「自分が結婚したときそう言えばあのギャグが流行ってたな~」と人々の記憶に寄り添う存在、言うなれば人生のしおり。それが僕達一発屋である』

    などと素敵な表現もしてみたりはするものの、基本は一発屋であることへの劣等感にまみれた文章が綴られるこの本。作者はお笑いコンビ髭男爵の山田ルイ53世氏。

    有名芸...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月05日

    しがない芸人の味気ないエッセイかと思いきや、めっちゃ読ませられる文章。一発屋も大変なんですね。でも、一発当ててるだけでもすごいと思うけどね。

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    Posted by ブクログ 2020年08月03日

    人生諦めが肝心
    なれた自分でなんとかやっていく
    輝かなくとも生きていける。生きていい。
    とりあえず生きる。

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    Posted by ブクログ 2020年07月22日

    自虐ネタが多くてそこまで貶めなくてもと随所感じた部分もあったけれど、それも含めてのルイ53世さんらしさなんだろうね。比喩も多彩で文章力の素晴らしさに圧巻。俄然、彼の書いた小説を読んでみたくなった。
    一発屋芸人ならではの並々ならぬ苦労、やるせなさ、知ることができてよかったー。

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    Posted by ブクログ 2019年04月25日

    「髭男爵」といいう漫才コンビを覚えてますか?シルクハットに貴族風の格好で「ルネッサーンス」とワイングラスを掲げていた…。
    そのシルクハットにヒゲの男が著者です。ブームが過ぎた後の一発屋芸人である自分の日常を、軽妙かつウィットに富んだ文章で哀感たっぷりに描いています。レシートの裏や箸袋にサインを求めら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月13日

    描き方によっては「華々しい成功からの転落人生」という言葉で簡単にまとめられてしまいそうですが、「一発屋芸人」という自分自身が置かれた状況を登場人物として客観的に描き、毒をも飲み込む笑いに繋げる語りの巧みさは見事です。

    終盤で筆者が書いているように、なりたい理想の人間になれなくても「なれた自分でなん...続きを読む

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