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早稲田大学ラグビー蹴球部、創部100周年。本書は、まさに早稲田ラグビー部の本流を当時の匂いまで再現している。──清宮克幸氏。「ひとつしかできねぇ」不器用だが常に全力、そんな福島のツッパリ少年、草野点は高校でラグビーと出会う。上京し早稲田大学に入学した彼は、日本一を目標に掲げる伝統のクラブの一員となった。「グラウンドを一秒でも歩くな」それが早稲田。技術、体力、精神力。目指すべき高みは遠い。凄絶な練習の描写に、OBからレギュラー、補欠にも貫かれる早稲田ラグビーの本流が宿る。武骨な青春小説。
...続きを読むPosted by ブクログ 2020年01月13日
早稲田大学ラグビー部の春から大学選手権決勝に至る1年間を新入部員の草野点の視点から追ったスポーツ小説。あくまでもフィクションですが、おそらくは著者の藤島氏自身の経験(著者は元早稲田大学ラグビー部在籍)と取材を基に、描かれており、80年代の早稲田大学ラグビー部の実情をかなりのリアリティーで描いています...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月12日
福島から上京した草野点は、早稲田大学ラグビー部の一員となった。チームに息づく精神、同期とのライバル関係…。日本一を目標に掲げる伝統のクラブでの日々を描いた武骨な青春小説。
ノンフィクションライターでJ-SPORTSのラグビー中継の解説を務める筆者による小説はまさに『無骨な青春小説』だった。スクラム...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月03日
まさに粗削りな小説です。そもそも本当に小説なのか?打ち立ての腰が強すぎるうどんを、粉も落とさず茹で上げた、そんな物語です。今の科学的なスポーツや部活の指導からは、想像もできないような練習の数々が紹介されていますが、その中に宿る魂は忘れてはいけない大事なものでした。何か大切なものを思い出させてくれる一...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月26日
1970年代の最後のあたりから1980年代なかばの早稲田大学ラグビー蹴球部を舞台とした小説である。主人公は福島県出身のフッカー・草野点(くさの・ともる)。彼の大学一年生の一年間が描かれている。※「岡田次郎」という大学二年生のキャラクターが、早大学院(早稲田大学の付属高校)が昭和52年度に初めて花園出...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月15日
硬く素っ気なさを意識したハードな文体なのに所々で甘えん坊さんのかわいい系を狙った感じが出てしまうのはなんなんだろう。早稲田大学ラグビー部での日常こそが既に非日常であり異彩を放っているので、文体で遊ぶ必要は全然ないと思うのだけど。
主人公の他者性のなさき自閉した感じで独特。ライバルとか同期とかってもっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月27日
他大の体育会の部活のことを知りたい、
ちょうど知り合いに早稲田のラグビー部出身の人がいた、
世間はラグビーブーム、
といった理由で購入してた小説を読んでみた。
独特の文体でちょっと読みづらいが、
後半からは感情移入してしまう。
今は部活といえども楽しくが主流の時代だが、
私はこういう部活が好きだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月24日
1月16日のNHK「クローズアップ現代+」では大学ラグビー日本一になった明治大学を特集していました。題して「組織大改革明大ラグビー部育成術」。イマドキ学生をどうモチベートし、どうプロアクティブ人材に育てるのか、というテーマでした。その内容は帝京大学の岩出監督の著書「常勝のプリンシパル」に相通じるもの...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月13日
日本一を目指すということはこれほど過酷な練習を積み重ねていくことが必要なのか。
脈々と受け継がれてきた早稲田ラグビーの本流がまざまざと描かれており、レギュラーしか着ることのできない赤黒のユニフォームがいかに神聖なものか。
「意識」「緊張」「ベストの限界を知る」、早稲田のラグビーを奥深く知ることができ...続きを読む
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