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髪でできた制服を纏う少女たちの愛の物語、完結。
命とも言える髪を切り、学園を去った“繭の君”。
残された少女たちはその喪失に心を揺らす。
そして、ついに訪れたクリスマスの夜。聖夜の夜の奇跡は起きるのか。
運命の糸が絡まり、ほつれ、過去と今、未来へと紡がれていく……。
羽化し飛び立つ少女たちのガールズ・ラブ。
最終巻、2冊同時刊行。
■原百合子ビームコミックス既刊■
『熱海の宇宙人』
『女神たちと』原作:河井克夫
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@COMIC_BEAM
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誇り高い女学園で繰り広げられる、淑やかで甘美な群像劇。
明確な主人公が存在しない本作の最大の魅力は、女生徒たちが影響しあうことで交錯する心、揺れる気持ちです。
例えば「王子様」と呼ばれる少女・佐伯。昔から同性にも「かっこいい」と言われてきた彼女ですが、学園に入ってからは向けられる視線が少し変わったと感じています。その違和感は次第に増し、周囲の視線や言動によって王子様に「変えられていく」という苦しさに変わっていきました。
そんな佐伯の前に突如現れるのは、滅多に学園に姿を現さない深窓の令嬢・星宮です。窓から飛び降り「ずっと遠くに逃げられるような気がしたのだけど」と言う彼女に、佐伯は一緒に逃げないかと提案。ふたりの少女による、ささやかな逃避行が始まります。
このエピソードはほんの一例で、他にも魅力あるキャラクターが次々にフィーチャーされます。
表紙で本作に惹かれた方も多いと思いますが、作中ではストーリーの深みと相まって、魅了させられるシーンが多いです。
ピンときた方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
佳き。
完結。ありがとうございます。再読します。
全巻通し、圧倒的な画力、細密画一歩手前の髪、髪、髪、怖いほどでした。
一方、物語は、純粋すぎる(洗脳された?)少女たちの想いが過去から現在、さらにその先へと溢れて繋がっていきました。
クラッシュアンドビルドの物語、と思っても良いでしょうか。
耽美で儚い女学生たちの物語
出てくる少女たちが皆美しい。思春期の儚さが美しさを更に際立てています。
制服として継承されていく髪。姉妹制度。薔薇香るお茶会など女学院が舞台のお話が好きな方には正に刺さる作品だと思います。
終わりもよく、何度も読み返したい作品です。
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