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「20世紀を代表するおもちゃ」を生み出した巨大イノベーション工房
ブロック型のおもちゃの草分けとして知られ、知育玩具としても世界中で人気のレゴブロック。フォーチュン誌はレゴを「20世紀を代表するおもちゃ」と評している。しかし企業としてのレゴが、2004年に約3億ドルの大赤字を記録して倒産の危機に瀕していたこと、その後、驚異的なV字回復を果たしていたことは、あまり知られていない。
本書では、レゴが歩んできた軌跡、80年間ブランドを支えてきた基本理念、そして経営再建に向けて定めた「イノベーション7つの真理」を、スイスの名門ビジネススクールIMDで「レゴ・プロフェッサー」の称号を与えられた著者が、企業幹部をはじめ多くの関係者への取材をもとに説き明かす。
3億ドルの大赤字――失敗と復活から学んだ教訓
右肩上がりの成長を続けてきたレゴに危機が訪れる。テレビゲームなど、デジタル化の波が子どもたちの遊びにも押し寄せてきたのだ。レゴは遅れを取り戻そうと、ブルー・オーシャンへの進出、破壊的イノベーション、クラウド・ソーシングなどを取り入れ、「7つの真理」を中核に据えた成長戦略を立てた。しかし、21世紀のイノベーションの処方箋はレゴに壊滅的な結果を招いたのだった。 そんな中、CEOに抜擢された若きヨアン・ヴィー・クヌッドストープは、失敗を経験知として活かし、劇的な復活を遂げた。レゴが辿った軌跡はすべてが教訓に満ちており、劇的な環境変化のなかで苦戦を強いられている企業にとって、すばらしいイノベーションの教科書となるはずだ。
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Posted by ブクログ
世界的に有名なブロックメーカーであるレゴが、2000年代初頭に低迷期を迎え、それをいかにして乗り越えたかの企業の経営史書的なもの。
内容としては1章から4章で、レゴには6つの基本理念があることの紹介から始まる。
①価値観が肝心
②果てしない試行錯誤が画期的なイノベーションを生む。
③製品ではなくてシステムを作る。
④的を絞ることで、利益の出るイノベーションが生まれる。
⑤本物だけをめざす。
⑥小売店が第一、その次に子ども
その後スターウォーズを受け入れて、様々な改革に取り組んだブローメン氏だったがほぼ失敗に終わり、後ろ盾に創業者一族のケル・キアク、財務のオヴェーセン、クヌッド・ストープという三頭体制で乗り切ることになった。
その中で改革に失敗した7つの方向性をレゴに合う形で行った。
①レゴらしさを取り戻す(イノベーション文化の構築)
②レゴシティーの復活(顧客主導型)
③バイオニクル(全方位イノベーションを探る)
④マインドストームなど(オープンイノベーション)
⑤レゴ・ユニバース(建築などの破壊的イノベーション)
⑥レゴゲームの誕生(ブルーオーシャンに漕ぎ出す)
⑦ニンジャーゴー(創造性と多様性の人材活用)
それらによってレゴが段階的にブランドを復権することができたとしている。改革の失敗の上に成功への導く過程が面白かった。
Posted by ブクログ
40年にわたり遊び続けている、このおもちゃについての成書を初めてしり、読んでみた。歴史から、近年の迷走、そして復帰への道を詳細にルポ。大体の流れは把握しているつもりだったが、多くの事実を新たにしり感動。
アイデアブックや、30年くらい前にあったレゴ新聞なんかが取説以外の唯一の情報だった頃から比べ、今はすごい。改めてネット化後の世界で、これほど多くのファンがいるのを感じ取った。子供がもう少し大きくなったら一緒に遊べるようになるだろうからそれを今から楽しみにしている。5~9歳がメインの製品だったとは知らなかった(他にもシリーズもので15、6歳というのもあるが)。
一方、レゴ社のビジネス的動きを、イノベーションというキーワードで俯瞰するところは、一理あるのだろうが、もう少し詰めた議論、話題があってもよい。組み立てるのは自分自身ではあるものの、ヒントとなるネタはもっともっと同社にあるはず。それをもっと拾ってほしかった(もっと分厚い書籍にしてほしい)。と思いつつも結構触発されているところ・・・。
Posted by ブクログ
多くの人がかつては遊んだであろうレゴ社がいかにして危機を乗り越えて継続的な成長を維持できているかの物語。
お題はイノベーションマネジメント。
時代の流れに乗り遅れないために、かつてはイノベーションをただ目的化することで会社の存続危機に陥るも、新たなリーダーシップの基でイノベーションの管理手法を導入することで再び成長軌道にのったレゴ。
筆者も書いているけど、あくまでもレゴの成功はいわゆる「ストーリー」のなかで成立したものであり、ベストプラクティスとして学べるわけではない。
それでも事実に基づいた成功事例として学ぶところも多く、内容も分かりやすいので、「イノベーションのジレンマ」等の基本書を読んだ上で、この本もお勧めしたい。
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ビジネス・実用
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